「白い主食」によって起きる「糖化」で、あなたはどんどん老けていく!
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人生100年時代――テレビや新聞、雑誌でこの単語を見聞きするたびに、
「はっきり言って、長すぎるよ!」
と思うこと、ありませんか? しかし、二〇〇七年に生まれた子どもの約半数が一〇七歳まで生きるというデータが示すように、すでに「人生一〇〇年」はスタンダードになっています。……長すぎます。でも、死なないのであれば、生きていくしかありません。そして、どうせ生きていくのであれば、病気にならず、好きなことができる程度の健康がほしい。
そんなあなたのために、七九歳で後期高齢者の医師・藤田紘一郎先生が、「食事」と「生活習慣」という二つの側面から、あなたの日常で今日から取り入れられる一〇〇の健康法を伝授する新刊『人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。』が刊行されました。
刊行を記念して作品の一部を大公開!

 

 

日本人は白ご飯が大好きです。「ホカホカご飯にふりかけさえあれば何杯でもいける」という人が大勢います。「パンが大好き」「ラーメンがなければ生きていけない」という声もよく聞きます。でも、その「白い主食」が老化の一因になるとしたら、どうでしょうか。

 

今、老化の原因として、もっともおそれられているのは「糖化」です。

 

糖化とは、たんぱく質に糖質が結びついて、たんぱく質が劣化する反応をいいます。

 

私たちの身体はほとんどがたんぱく質でできています。身体のたんぱく質に糖質が結びつくと、体内の熱を使って反応が進みます。すると、「シッフ塩基」という物質ができます。

 

ここが糖化のスタート地点です。このスタートしたばかりの糖化物質に、さらに糖が結びついてしまうと、「アマドリ化合物」というたんぱく質に変質します。

 

このアマドリ化合物までならば、もとの正常なたんぱく質に身体は戻すことができます。それには、糖の濃度(血糖値)を下げることが必要です。

 

しかし、ある程度の期間、アマドリ化合物が高濃度の糖にさらされてしまうと、身体にとって非常に困ったことが起こってきます。

 

本来のたんぱく質とは似ても似つかない「糖とたんぱく質の化合物」がつくられてしまうのです。これを「AGE(終末糖化産物)」といいます。

 

AGEは、身体の老化を早める最悪の元凶として、今、医学会が注目する悪玉物質です。

 

一度生まれたAGEは、決してもとのきれいなたんぱく質に戻りません。そして、身体のいたるところで老化を引き起こし、ボロボロにしていくのです。

 

「最近、○○の調子が悪くて。老化かしら」

 

と、あなたが感じている「○○」の部分。それはもしかしたらAGEの蓄積によって老化現象が進んでいる表れかもしれないのです。

 

では、糖化をコントロールするためには、具体的にどうするとよいでしょうか。

 

糖質を大量に含むものを、できるだけ食べないことです。

 

糖質は、主食となる穀類に多く含まれます。とくに糖化を進めやすいのは、食物繊維をきれいにそぎ落とした白い主食です。白米、パン、麺類などです。こうした白い主食は、腸での消化吸収が早く、血糖値を急激に高めます。食事のたびに、白い主食を大量にとってしまうと糖化が急速に進み、老化の元凶であるAGEを増やすことになりかねないのです。

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人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。

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藤田紘一郎(ふじたこういちろう)

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