『僕の献立』小さなおかず レシピ完全版
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BW_machida

2020/12/09

令和の向田邦子本とも囁かれている「僕の献立 本日もお疲れ様でした」はインスタグラムでもファンが多い料理家、麻生要一郎さんのレシピ集。奇をてらわず、心に残る著者の料理と人柄がそのままつまった一冊。ここでは、本書P112‐113で、簡単にしかお伝え出来なかった『小さなおかず』のレシピをご紹介。何かあとひと品ほしいな、という時にときに心強いおかずたちです。冷蔵庫のあまりものや、忘れていた乾物の救済だったり、身近な食材でさっと簡単にできるものばかり。しかもほっこり癒されるメニューです。

 

 

小さなおかず

 

 

■秋鮭の南蛮漬け

 

材料
生鮭 2切れ
玉葱 1/2個
ピーマン 1個
塩胡椒 少々
片栗粉 大さじ3
酢 大さじ4
醤油 大さじ 2
みりん 大さじ 4
酒 大さじ1
油 大さじ1
揚げ油 適量

 

作り方
1 酢、醤油、みりん、酒をあわせておく。
2 生鮭は塩胡椒をふってから片栗粉をつけて、玉葱、ピーマンは薄切りにしておく。
3 フライパンに油を熱して、玉葱をしんなりするまで炒めて1に加える。鮭を揚げて1に加える。最後にピーマンを加え、冷蔵庫で1時間以上味を馴染ませたら完成。

 

 

■ゴーヤの佃煮

 

材料
ゴーヤ 1本
塩 少々
砂糖 大さじ2
酢 大さじ1
醤油 大さじ1
水 大さじ2

 

作り方
1 ゴーヤを5ミリ幅くらいに切って、熱湯で2分程茹で、ザルにあげて水をきっておく。
2 鍋にゴーヤと砂糖、酢、醤油、水を加えて中火にかけて沸いたら弱火にして、汁気がなくなるまで煮たら完成。
3 あら熱がとれたら保存容器に移して、冷蔵庫で保存する。

 

 

■煮魚の残りのおから

 

材料
おから 150g
油揚げ 1枚
にんじん 100g
青ネギ 5本
だし汁 200cc
魚の煮汁 100cc
(ここでは本書P46で紹介した金目鯛のものを使用、
もちろんほかの魚でも)
酒 大さじ1
油 大さじ1

 

作り方
1 金目鯛(他の魚でも)の煮汁と、身が残っていたらほぐしておく。
2 油揚は細切り、人参は千切り、青ネギは小口切りしておく。
3 鍋にだし汁、1、酒をいれ、油揚げと人参を加える。フライパンに油をいれて熱して、水分を飛ばすようにおからを炒め、パラパラとしたら火を止めて、1の鍋に加える。汁気がなくなるまで、煮る。(水気が足りないようならだし汁を少し加える)最後に青ネギを加えてさっくりと和えたら完成。

 

 

■揚げ煮

 

材料
油揚げ 2枚
だし汁 100cc
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 小さじ1
醤油 大さじ1
お好みで山葵 適量

 

作り方
1 油揚げはお湯をかけ油抜きし、鍋にだし汁と調味料をいれて中火にかけ、沸いて来たら油揚げを入れて、弱火で煮汁がなくなる位までしっかり煮込む。
2 あら熱がとれたら保存容器に移し、冷蔵庫で保存する。
3 食べやすいお大きさに切って山葵をつけて頂く。うどんにも良い。

 

 

■ぜんまいの煮物

 

材料
干しぜんまい 45g
油揚げ 2枚
だし汁 200cc
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ2
酒 大さじ1
ごま油 大さじ1

 

作り方
1 干しぜんまいは下処理をして戻し、食べやすい大きさに切って、油揚げも同じような大きさに切っておく。
2 鍋にごま油をいれて火にかけ、ぜんまいと油揚げを入れ、水分を飛ばすように炒めて、だし汁と調味料を加えて味をよく染み込ませる。
3 あら熱がとれたら保存容器に移して、冷蔵庫で保存する。

 

 

■炒り豆腐

 

材料
木綿豆腐 1丁
鶏もも肉 100g
にんじん 半本
干し椎茸 3個(戻し汁50ccも使う)
ニラ 半束
卵 1個
ごま油 大さじ1
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1

 

作り方
1 豆腐をキッチンペーパーに包んで重しをして水分を切っておく。鶏肉は一口大に切って、にんじんは細切り、干し椎茸は一晩水につけおき戻し薄切りに、ニラは小口切りにする。
2 鍋にごま油を中火で熱して、鶏肉とにんじんを炒め、干し椎茸を加える。全体を炒め合わせたら、豆腐を手で食べやすい大きさに潰しながら加え、干し椎茸の戻し汁と調味料を加えて汁気を飛ばすように炒める。
3 よく溶いた卵を全体に流し入れ、固まって来たらニラを加え、全体を和えたら完成。

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僕の献立本日もお疲れ様でした

麻生要一郎

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