“星読み係”のyuji氏がナビゲートする“ニューアース”の歩き方⑧
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ryomiyagi

2021/01/14

星読み好きにとって“must people”である、ヒーラーにして“星読み係”のyuji氏。新進気鋭の星読み師である彼が12星座に焦点を絞って記した初の著書『星 2.0』を上梓した。発売後即大重版された話題の一冊を、星好きライターが読んで感じたこと、本からインスパイアされたいろいろを「読書体験記&描き下ろしの絵」という形で、数回にわたってお届けします。

 

「手を取りあう」

 

Day8「いざ、新時代へ」

 

 A Happy New ERA。いよいよ新しい時代、風の時代が始まった。類は友を呼ぶのか、私の周りには、天気の話をするがごとく「風の時代」の話をする人が多く、2021年になってから既に何度その話をしただろう? そんなわけで、新年最初の『星2.0』は水瓶座を読もうと決めていた。
 なんと言っても風の時代の幕開けを知らせる木星と土星の重なり、グレートコンジャンクションは水瓶座0度の地点で起こったわけで、水瓶座を知らずして風の時代を知ることはできないだろうと思う。そう考えると『星2.0』の水瓶座ページは、全人類必読! ではないだろうか。

 

 ちなみに、個人的には水瓶座に一つも天体がない。その点だけを見ると、自分にはあまり縁がない星ということになる。けれど『星2.0』読書時に浮かんだあれこれを記したメモは過去最長の9ページに及んだ。どうしてこうも自分の星座のように思えるのだろう? なんの根拠もないが、もしかするとこの新時代を生きることとなった人にはもれなく水瓶座のエネルギーが深くインストールされているのかもしれない。あるいは新時代に際し、水瓶座的どこかが急速に活性している可能性もありそう。

 

 さて、『星2.0』は水瓶座の序章である見開きページから、さっそく新時代を理解するエッセンスが登場。

 

【(水瓶座の人は)天の意思のままに、いきなり、新天地へと派遣された天使たち】(P313)

 

 そう、そういうことなのだろう。地球を一つの生命体とすると、2020年12月22日のグレートコンジャンクションの瞬間、これまでの地球は消え、水瓶座生まれの新しい地球に生まれ変わった。それは「天の意思」であり「いきなり」であり、そこは「新天地」。
 「天の意思」なのだから、地球に住まわせてもらっている(地球の一部であるが)人間には、どうすることもできない。どうあがこうが、「始まってしまった」のだということ。だからして、私たちは、対抗するでも抵抗するでも戦うのでもなく「はい、そうですか」と受け入れるしかないのかもしれない。
 未知なものは怖い。というか、人間が「未知」とする概念にはもれなく「怖い」という要素が含まれているのかもと思う。わからないことは、恐怖ではあるけれど、その裏側には希望もある。ワクワクと向き合うことも私たちにはできる。

 
 風の時代は始まってしまった。そうして、向こう100数十年間つづく。否応なしにそのフェーズに生きざるを得ない。だとしたら、悲観しても意味がない。せっかくだから未知にワクワクしたいじゃないか! と思う。
 世界は意識が動かしているという見方を採用すると、「風の時代が始まった」と認知する人の数が多いほど、世界のnew度は高まるのかもしれない。悲観する人より、新時代に希望や夢を抱く人が多いほど、世界はより明るいものとなるのだろう。だとしたら、自分を含め、風の時代という言葉、情報を手にした人たちには、これからの世界をよりすばらしいものに変容させる「力」と「責任」があるのかもしれない。

 

【山羊座で完結した「社会」のシステムが時代に合わなくなっていき、破綻しかけた時、彗星の如く登場し、「その次元は卒業してこちらのほうがいいですよ」と、新時代の風を吹かし、新たな道へと人々を導く革命の使徒、それが水瓶座の本来の姿です】(P319)

 

 水瓶座についてのこの言葉は、「天の意思」を翻訳したものなのではないだろうか。
 土の時代が意味するヒエラルキー的次元はもう卒業。これまで培ってきた山の山頂を目指す野心や闘争心のようなものをこれからは、多くの人が共有、シェアすべく山を平地にならしていくために使う。
 風の時代とは、誰しもが“革命の使徒”となっていくのに違いない。

 

 “これから”のヒントが詰まっている「水瓶座」についてはとても一回では書ききれない! ので、次回へつづく。

 

 

星 2.0』光文社 
yuji /著

 

文・絵/野村浩平 友人の“遊びの鑑定”を受けたことにより星に興味を持つ。2018年に占星術の基礎講座を受講し、以後マイペースに独学中。太陽星座はふたご座。星のことや身辺雑記を綴るブログ「leeの話

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