「育児は肩の力を抜くのが大切」――そんなアドバイスは余計なお世話?
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ryomiyagi

2021/05/19

 

「育児は肩の力を抜いて、頑張りすぎないことが大切」。
育児中、こんなアドバイスをもらったことがある人は多いのではないでしょうか。

 

善意で言っているのはわかります。
しかし、言われたほうからすれば多くは余計なお世話に過ぎず、「みんな肩の力を抜いて要領よくやってるのに、私にはそれができないんだ……」「頑張りすぎないよう気をつけなきゃ……」とさらに自分を追い込んでしまうケースも。

 

『「ごめんね育児」をやめてみたら、肩の力を抜けるようになりました』の著者である、イラストレーターのあらいぴろよさんは、産後2年ほどかけてようやく「肩の力の抜き方」を体得したそうですが、そこまで辿り着くころには親子ともにボロボロの状態だったと言います。

 

「私はどうやって肩の力を抜いて育児していいかわからず、ムダにイライラしながら過ごし、息子をたくさん傷つけてしまいました。
もう戻らない息子の赤ちゃん期の写真を見るたびに、後悔と自己嫌悪で苦しくなります。
私のように、子どもを傷つけ、後悔に苦しむ親御さんを減らしたい。
そう願いたくさんの方に支えられながら、この本は完成いたしました」
(「あとがき」より抜粋)

 

あらいさんは自身の経験から、肩の力を抜くために必要不可欠なのは、専門家の知見に基づいた「越えてはいけないライン」を知ることだと述べます。
「越えてはいけないライン」とは、言い換えれば「ここまでなら手抜きしてOKというボーダーライン」です(決して手を抜いているわけではないのですが、ここでは便宜上「手抜き」と書きます)。

 

たとえば、

 

・夜中に高熱が出ても、ミルクを飲んで寝ているようなら病院に行くのは翌日でいい
・寝ているのを起こしてまでオムツを替えなくてもいい
・どうしても難しければお風呂は1日置きでもいい
・話しかけは頑張りすぎなくていい

 

など。
書籍では、小児科医、保育士、栄養士、研究者に聞いた「ここまでなら手抜きしてOKというボーダーライン」がまとめられています。

 

あなたのまわりに頑張りすぎちゃう方がいるなら、「肩の力を抜きなよ」と余計なアドバイスをするより、本書をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

『「ごめんね育児」をやめてみたら、肩の力を抜けるようになりました』(あらいぴろよ著・泉秀生監修)より抜粋

 

 

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「ごめんね育児」をやめてみたら、肩の力を抜けるようになりました

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あらいぴろよ

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