「素敵な異性に見とれた」日本一の街は意外や「大阪市北区」
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シングルの男女にとって素敵なパートナーを見つけることは、人生の重要な関心です。やや短絡的ではありますが、ロマンスがないまちでは、結婚して、家族ができて、子供が生まれて……といった好循環が期待できません。

 

日本社会はこれからますます高齢化が進みますが、夫婦が年を取ってもいつまでもロマンチックな関係であり続けることは、幸福なことだと思います。

 

そこで、国内134の都市の「ロマンス度」を大調査! 具体的には、

 

・デートをした
・ナンパした/された
・路上でキスした
・素敵な異性に見とれた

 

の4項目で「ロマンス度」を測定しました。結果は――?

 

1 大阪市北区
2 文京区
3 目黒区
4 武蔵野市
5 大阪市中央区
6 港区
7 台東区
8 荒川区
9 渋谷区
10 大阪市西区

 

ロマンスの有無では、「大阪市北区」が「文京区」を抑えてトップに立ちました。「素敵な異性に見とれた」の偏差値が80を超えているのは「大阪市北区」だけです。

 

東京では、「路上でキスした」がトップの「目黒区」が3位。以降、どの選択肢も高スコアだった6位「港区」や、「デートをした」以外が高かった8位「荒川区」、「デートをした」「素敵な異性に見とれた」が高かった7位「台東区」9位「渋谷区」がトップ10に入りました。

 

一方、全体で50位圏外だった都市の中で、このカテゴリーのポイントが高かった地区は12位「新宿区」19位「横浜市西区」20位「大阪市西淀川区」などです。

 

この調査は、未婚者同士がパートナーを見つけられるかどうかという指標であると同時に、既婚カップルが夫婦でずっと仲よくデートができるまち、という意味でもあります。

 

「ナンパした・された」という言葉は下品に聞こえますが、要するにそのまちで男女の出会いがあるかどうかを尋ねたものです。

 

「素敵な異性に見とれた」は、都市のおしゃれさや華やかさを測定します。見とれるだけなら別に悪いことをしているわけじゃない。それに、素敵じゃない人がぞろぞろ歩いているまちよりも、素敵な人がさらさらと歩いているまちのほうがきっと美しくて、楽しい。

 

「路上でキスをしてもいい」まちも、ロマンチックな場所や風景があるということで魅力的なまちだといえるでしょう。「ロマンスがある」という言い方には、これらが全部含まれているのです。

 

上記の調査結果は『本当に住んで幸せな街』(光文社新書)より引用しました。

 

『本当に住んで幸せな街』では、前述のとおり、国内134の都市を全32の項目でランくづけしています。理想の街を探すのに、ぜひどうぞ!

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