2018/10/05
坂之上洋子 経営ストラテジスト・作家
『金魚姫』角川書店
荻原浩/著
久しぶりに心がきゅっ、と、掴まれたような小説読みました。
読み終えて眠れなくなり、ベットから出て、部屋をぐるぐる歩いて、その後不覚にも泣いてしまいました。最後のページで、私と同じように揺さぶられる経験して「うわぁ!」と思ったら教えてね。
壮大で、同時にコミカルで可愛くて、とんでもなく人がいとおしくなる物語です。
内容は、時代や国が、くるくると入れ替わるので、最初の方は、なんだかムツカシイ、それも暗い話? って思ってしまうところが超絶もったいないのです。そこ、ほんのちょっとだけ、我慢して読んでみて下さい。
途中から、まさか、まさかの展開が起こり、いつの間にか漫画みたいに、主人公の表情が思い浮かべることができるようになります。
これ私だったら、表紙をもう少し現代ぽい感じにするなぁ。 綺麗な絵なのだけど、これだと、前半が難しいのもあって、本当に読んでもらいたい若い人の層が取れてなさそう。
アニメ化しないのかな。
『君の名は』よりヒットしそうです。
『金魚姫』角川書店
荻原浩/著