写真家・作家
90年代から写真家としてのキャリアをスタートさせ、以後エディトリアル、コマーシャル、アートの分野を中心として活動。主な写真集として、2年間のバックパッカー時代の世界一周旅行記『ライドライドライド』、家族との日常を綴った愛しさと切なさに満ちた『もう家に帰ろう』、南米女性を現地で30人撮り下ろした太陽の輝きを感じさせる『肉』、沖縄の神々しい光と色をスピリチュアルに切り取った『あおあお』、高層ホテルの一室にヌードで佇む女性52人を撮った都市論的な,試みでもある『sketches of tokyo』、山岳写真とヌードを対比させる構成が新奇な『山と肌』など、一昨ごとに変わる表現法をスタイルとし、それによって写真を超えていこうとする試みは、アンチスタイルな全体写真家としてユニークな位置にいる。また小説家としても知られ著作に『誰も死なない恋愛小説』『ドライブ』がある。第34回講談社出版文化賞写真賞受賞
2022/06/13
『「現代写真」の系譜 写真家たちの肉声から辿る』光文社新書 圓井 義典/著 写真ってなんだろう? 自分がそれを生業にしておきながら、こういう問いに向かい合う機会は少なかった。敢えて避けてきたの […]
2022/04/18
『CONFLICTED 衝突を成果に変える方法』光文社 イアン・レズリー/著 橋本篤史/訳 タイトルにあるコンフリクテッドとは、衝突・対立・葛藤を抱えた状態を指す。わたしたちの日常生活では、他者とのコミュニ […]
2022/03/24
『ヒクソン・グレイシー自伝』亜紀書房 ヒクソン・グレイシー/著 武士道、というものがある。 それを書名とした、世界的にも有名な本をいまだに読んでいない私が、武士道を語ることはできないのだが、多 […]
2022/01/17
『癒す人の教科書』光文社 本郷綜海/著 スピリチュアルものって、受け入れられる人とそうでない人がはっきり分かれると感じる。嫌いな人は、嫌煙家が喫煙者に対して持つ悪感情よりもさらに大きなものを抱く、ような気が […]
2021/12/16
『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』光文社新書 桐村里紗/著 健康は大切だと、ある程度歳を重ねた人ならば実感しているけれど、なんだか本気になれずに、ぼんやりとした知識から一歩前に進めず、詰 […]
2021/06/24
『諏訪式。』亜紀書房 小倉恵美子/著 諏訪という土地は、ただならぬ、と常々感じていた折に、本書と出会った。 諏訪には、縄文の遺跡が多い。国宝を含む土偶や土器などの出土品の質と量などからも分かるように、国 […]
2021/04/22
『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』光文社新書 樋口耕太郎/著 沖縄に住んで、十年が過ぎた。 つい、あっという間であると言いかけるが、振り返ると、どうにかこうにか、やれやれ、といった疲労感が少し滲む […]
2021/03/17
『宇宙に行きことは地球を知ること』光文社新書 野口聡一 矢野顕子/著 もし、宇宙飛行士になれたら、やはり地球を宇宙から眺めてみたいと、私は思うだろう。 もはや世界的な名宇宙飛行士と言ってい […]
2021/02/18
『時間とテクノロジー』光文社 佐々木俊尚/著 人はなぜ生きるのか? この問いは、人類の持つ生まれ出る悩みとして、面々と受け継がれてきたものと言えるだろう。 とても根源的な疑問であるのだが、 […]
2021/02/04
『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ』光文社 マルコム・グラッドウェル/著 濱野大道/訳 社会派の濃密な群像劇映画を見終えたような読後感だった。 アメリカでは有名なノンフィクション作家で、国民的という意 […]
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