akane
2018/09/11
akane
2018/09/11
私がタイに住んでいたときに出会った、ローマ出身の彼は現在、ベトナムに住んでいます。その彼と遠距離恋愛をして4年になりますが、互いに理解し合っているのかどうか……。あくまでも私の主観ですが、私はどちらかというと「相手の状況を見て、自分の気持ちを調整していく」タイプで、彼は「その時々の流れや自分の感覚で行動を決める」タイプ。そのせいか、気持ちがかみ合わないことが多々あるのです。
たとえば私が何か提案したり、彼の意向を打診したりすると、彼はそれを強要されていると受け取って気分を害するとか。あるいは旅行の途中で、彼の気が変わって別行動になってしまったり……。そういったことがあるたびに、「私の言葉や態度から強要のエネルギーが出ているのかしら?」「そもそも互いが別のほうを向いていて融合し合えないの?」などと考えてしまいます。
私は彼との愛をもっと深めていきたいのです。それぞれ違うところがあっても、同じ「尊い光の粒」ですよね。現状の関係を、互いの光が融合して、ともに幸せを実感し合えるパートナーシップに変えていきたいのです。彼とどう向き合えばいいのでしょうか?
Sさんは「光の融合」という言葉を使っておられます。しかし、今生きているこの世においては、人は体も心も別々な人間なのですから、魂はひとつというのは、確かにそうですが、それを今の生活に当てはめて考えること、そして彼にその考えを望むことは難しいですね。生きているということは、それぞれにエゴがあってあたり前なのでね。
メールを拝見する限り、Sさんは自分も彼に合わせるから、彼も私を理解してほしいと思っていますね。
お互いに思いをくみ取って当たり前のことだと思っているので、彼がそれをしてくれないから、失望してしまうのでしょうね。
でもね、お互いに歩み寄って当たり前でしょうというSさんの価値観を彼に求めない、押し付けないことです。
彼はこれからもSさんに合わせるつもりはないでしょう。合わせてくれないことで苦しくなるのなら、もう初めから期待をしないことです。そのほうがよっぽどラクですね。
それでも彼と別れたくないというのなら、意思の疎通ができない
宇宙人と付き合っているのだと、割り切ることです。
そのほうが、あなたも彼もラクにいられます。
「相手を理解するから、相手も理解してくれて当たり前を、
人はついパートナーに求めたくなります。
けれど自分中心で考える人も世の中には沢山いるのです。
価値観の解釈には正しいというのはないのです。
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