アダルトメーカーの営業女子ですが、別に会社でHなことはしていません!【オナホ売りOLの日常 vol.2】
オナホ売りOLの日常

業務内容

 

アダルトグッズやAVの営業の仕事は結構ルーチンワークです。毎月の新作資料を作って、資料に合わせた営業トークを考え、店舗にアポイントを取って、店舗をまわって、発注をとって、そして翌月の新作資料を作って……。店舗対応のほかに、資料や販促品の送付、売れ筋ランキングの作成などのこまごました仕事も入ってきます。

 

あとは、たまにAV女優さんのイベントの企画・運営の仕事もありますね。だいたい月ごとにスケジュールが決まっています(なので、長期休暇や長期出張が入ると、しわ寄せで辛い。休み前は怒涛です)。

 

わたしの仕事の中で一番時間を割くのは、訪問営業です。各アダルトショップに訪問して商品をすすめます。重要な話はアポイントをとっていくことが多いですが、アポをとらず、行くこともあります(そのため、担当者さんのシフトを把握することも大切です)。

 

毎月、30店舗ほど訪問し、商談にかかる時間は、1店舗30分前後。話が弾んで2時間近く長話してしまうこともあります。そういうときは、だいたい商品と関係ない話をしてるんですよね。

 

店舗に行き営業する訪問営業のほかに、電話で営業することもあります。1件の電話営業に割く時間は10分程度。しかし、営業件数は月50~60件ほどあるので、訪問営業よりもたくさんの店舗に営業しています。

 

わたしはペーパードライバーなので、車がないといけない地方の店舗は月に1度電話して、新作の商品を案内しています。弊社は毎月アダルトグッズのキャンペーンを行い、その月のオススメ商品を安くしたり、おまけをつけたり、店舗がお得に購入できる施策を提案しています。

 

電話営業ではその月のキャンペーンを案内することが多いです。訪問営業と違って、時間をあまりとれないので、短い時間でいかに商品のよさや、キャンペーンのお得さを理解してもらうかが重要なのかなと、わたしは思っています。

オナホ売りOLの日常

文:堀江もちこ(ほりえ もちこ) マンガ:菅原県(すがわら けん)

この連載は… 大人のおもちゃメーカーで働く営業職OLの日常を、マンガとエッセイでつづります。 「どんな仕事をしているの?」「エロいことばかりしてるの?」などのよくある質問にお答えしつつ、日々、オナホを売る中で感じたことなどをつらつらとお届けします。 文:堀江もちこ(ほりえ もちこ) AVやアダルトグッズを制作・販売する株式会社トータル・メディア・エージェンシー(TMA。グッズ部門の名称はタマトイズ)の営業担当。勤続3年目。営業以外にパッケージのライティングやコスプレをすることもある。推しの自社商品は「もぎゅっと!HUGボディ」「俺専用中出し肉便器」。好きなAV女優はあべみかこ。 ツイッター @CO_mochi_mochi ブログ http://mochi-mochi.hateblo.jp/ マンガ:菅原県(すがわら けん) マンガ家・イラストレーター。2004年、集英社主催のギャグ漫画新人賞年間グランプリを受賞。その後、「週刊ヤングジャンプ」で連載デビュー。雑誌、Web、書籍などで幅広く活動中。主な作品に『モンスターOLうるみ』(マイナビニュース)、『Mr.上から目線』(LINEスタンプ)などがある。
関連記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで「本がすき」を