第7回 エコバッグの次の、ささやかなサステナブル
小澤あき「暮らし ととのう ひとさじの魔法」

ryomiyagi

2020/11/03

小澤あきさんは、3人の小さな子どものママ。 チャリティ活動を企画・実行する
一般社団法人MOTHER代表の顔も持ち、とても多忙な毎日です。
引っ越しが多く、高価な家具やオーダー収納にはこだわっていないのに、
その住まいは美しさと安らぎでいっぱい。その秘密をひもといていきます。
「暮らしがととのう魔法は、ほんのひとさじの余白。誰にでもかけられる魔法です」

 

こんにちは、小澤あきです。

 

自分の器を知り、「足るを知る」を心がけて暮らしています。

 

家の中という空間をどう捉えるか。
今回は、私が実践している小さなサステナブルについて。

 

箱と紙袋の居場所

 

SDGsとかサステナブル、エシカル、
いろいろな言葉が先行している気がいたしますが、
大それたことでなくても
暮らしの中でできることを一つずつ積み重ねてみる。

 

小さな事でいい。
そんな風に考えています。

 

 

常にエコバッグを持つようになり、
「袋」に対しての意識は確実にブラッシュアップされました。

 

皆さんはどんなエコバッグ、マイバッグスタイルになりましたか⁇

 

いただかないことが増えたので
前ほどは増えなくなった紙袋。

 

それでもやはり、どのお宅にもあるであろう紙袋IN紙袋。

 

我が家もまさに大きな紙袋に小さな紙袋を差し込んで
クローゼットの中に収納をしていましたが、
この世の中の流れに合わせて見直しを。

 

どうにも映えないこの紙袋は立てているとホコリもたまるし、
雑多な紙が放つ雑然感は心地いいものでもなく…。

 

クローゼットの中の引き出しに、寝かせました。

 

つまり、紙袋さまのためにひと空間作ったのです。

 

たかが紙袋に大切な収納容量を使うなんてという気もいたしますが、
こここそが発想の転換で。

 

雑多に立ててあろうとも収納空間を利用していることに違いないのだから、
仮置場的なものではなく正式な場所を用意することで、
見た目も、暮らしも、変わりました。

 

そして、しまうだけではなく「つかう」ことも考えてみました。

 

 

こちらの紙袋にはドライのユーカリを挿して、
そのままインテリアとしてしばし楽しんでいるところです。

 

ドライフラワーなら、水を使わないので
いろいろな植物で楽しめると思います。
一定期間楽しんだ後は、ありがたく処分すればいい。
使わないまま忘れられているより、
ぜひ使ってあげたい。
そんな思いに至ったこの頃です。

 

そしてもう一つは、箱。

 

使わない箱はただの紙。
しかもスタッキングができなければかなり嵩張りもします。

 

私はどんなにハイブランドであっても、
箱をいただかないことも多くあります。
短めのスパンでのリセールを考えているなら、箱も役に立つでしょうから
保存もアリだと考えて保存する場合もありますが、
それがないのであれば
そもそも家の中に持ち込まない。

 

家の中で「つかう」と考えた場合は持ち帰り、使います。

 

 

こちらの箱は我が家の色づかいになじむモノトーンだから使い勝手もよく、
今は中にアイロンを入れています(笑)。

 

箱なので、出しっぱなしもサマになるうえ
出し入れは簡単なのもまたありがたく重宝しています。

 

小物の整理や紙類の保管などにも使える箱。
保管するだけでは見出されない、新たな価値がそこに生まれます。

 

そしてこちらはおまけのようなものですが、
Instagramに掲載すると、たくさんの反響をいただいた
アボカド。

 

 

食べた後のアボカドの種を水耕栽培したら、
ちょっといい感じ、というただそれだけの話です(笑)。

 

観葉植物を買うこともなく、土の準備もいらない。
真っ直ぐに伸びてゆくその姿は愛らしく、
お子様と観察されても楽しいと思います。

 

いつもの暮らしの中にあるものを、もっと活用する。
ただそれだけでも、十分サステナブル。

 

【本日のひとさじ】
暮らしの中に、ひとさじのサステナブルを

小澤あき「暮らし ととのう ひとさじの魔法」

小澤あき

2008年に結婚。2010年に長男、2012年に双子の長女、次女が誕生。2016年にママ100人プロジェクトを始動し、 同年12月、一般社団法人MOTHERを設立、現在に至る。 2020年春にはスタイリスト福田栄華とMOTHERの共著で 『私たちは、白シャツ×デニムで』を発表。 Instagram: @akiozawa
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