akane
2019/03/01
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2019/03/01
自分とは? 自由とは? 友愛とは?
知の巨人・サルトルが残した最後のメッセージ。
1980年、サルトルの死と時を同じくして「朝日ジャーナル」に掲載され大反響を呼んだ対談の新訳。対談相手のレヴィは、鋭い批判でサルトル最晩年の思想に立ち向かう。生涯にわたる文学、哲学、政治行動などをふりかえりつつ、サルトルは率直に、あたたかく、誠実に、自らの全軌跡を語る。
ジャン・ポール・サルトル Jean-Paul Sartre [1905−1980] フランスの作家・哲学者。パリ生まれ。1938年に小説『嘔吐』で作家として注目を浴びる。43年、主著『存在と無』出版。45年、メルロー=ポンティ、生涯の伴侶ボーヴォワールらと創刊した雑誌「レ・タン・モデルヌ」で「アンガージュマン(政治参加)宣言を行う。その後の文学活動を通じてサルトルの実存主義は世界的に大きな影響を与えた。64年、ノーベ文学書に選出されたが受賞を拒否。80年死去。遺体はパリのモンパルナス墓地に埋葬された。『実存主義とは何か』『聖ジュネ』『自由への道』ほか著書多数。 ベニ・レヴィ Benny Levy [1945−2003] フランスの哲学者。エジプト生まれ。ピエール・ヴィクトールの名で、毛派のプロレタリア左派指導者として活動。1974年からサルトルの秘書を務めた。
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