akane
2018/03/15
akane
2018/03/15
日本人は、「悪」であるはずの悪口が言い方によっては親しさや愛情表現になる、という共通認識を古くからもっていた。「バカヤロー!・ブス・甲斐性なし・犬畜生・泥棒猫・クソ食らえ」――、日本語の中の悪態・罵倒語に焦点をあて、その用法の変遷を振り返り、現代を生きる私たちとの関わりを考える。クスリと笑えて奥深い、日本語を味わう一冊。
編集者・ライター。早稲田大学法学部卒業後、放送局での番組制作、編集プロダクションでの書籍編集を経て独立。小学館『日本国語大辞典』の改定に携わったことをきっかけに、近世文芸に親しむようになる。現在、日本の伝統文化、生活文化に関わる人々へのインタビューを中心に多方面で活動。著書に『賞賛語・罵倒語辞典』(小学館)などがある。
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