akane
2019/09/30
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2019/09/30
がんの支持療法としての「免疫栄養ケトン食」は、がん細胞だけを弱らせ、 正常細胞を元気にする様々な栄養の組み合わせによって、がん細胞を兵糧 攻めにする戦法をとっています。
詳しくは 前著『ケトン食ががんを消す』に譲りますが、その基本にあるのは極度な 糖質制限、さらにタンパク質とω(オメガ)3脂肪酸(不飽和脂肪酸)の一 種であるEPA(エイコサペンタエン酸)の強化などです。
2016年の後半からはビタミンDの強化が、以上の柱に加わりましたが、 その効果は予想を超えるものでした。現代医学では治療が不可能とされて きたがん種まで、完全寛解や奏効に至るケースが出てきたのです。
医学博士。1967年山口県生まれ。92年慶應義塾大学理工学部電気工学科卒。その後、山梨医科大学医学部医学科に入学。99年、消化器外科医を志望し、東京女子医科大学消化器外科に入局。大学では、膵臓班に所属し、当時、膵臓がん手術件数日本一を誇っていた。2006年、(公財)東京都保健医療公社荏原病院外科を経て、多摩南部地域病院外科に勤務。NST(栄養サポートチーム)に従事し、本格的にがんの栄養療法を開始。がん免疫栄養療法の臨床実績を上げて、14年、それまでの栄養療法のケトジェニック化に成功。15年1月より、ステージIVのがん患者を対象に、世界初の臨床研究を開始。現在、がん免疫栄養ケトン食療法の普及に努めている。初の著者『ケトン食ががんを消す』(光文社新書)はロングセラーに。
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