akane
2019/09/26
あなたを蝕む愛着障害の脅威
akane
2019/09/26
死に至る病とは絶望のことである、と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。
絶望とは、神を信じられないことを意味した。
だが今日、死に至る病の正体は、「親の愛さえも信じられない」こと、 つまり「愛着障害」に他ならない――。
豊かになったはずの社会で、生きづらさを抱える人が増え続けるのはなぜか。
心も身体も苦しく、死んでしまいたいと思う人が増え続けている理由は。
現代に突如現れた、治療困難な数々の障害の背景にある、共通の原因とは。
「愛されず、愛せなくなった」社会、「世話をしなくなった」社会で、 生きる意味を見出す術はあるのか。
ベストセラー『愛着障害』の著者が、渾身の思いを込めて、 今、我々が直面する「生存を支える仕組みそのものの危機」を訴える。
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。 東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒、同大学院にて研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院などで困難な課題を抱えた若者に向かい合う。現在、岡田クリニック院長(枚方市)。日本心理教育センター顧問。 著書に『愛着障害』『回避性愛着障害』『愛着障害の克服』(以上、光文社新書)、『愛着アプローチ』(角川選書)、『社交不安障害』『発達障害と呼ばないで』(以上、幻冬舎新書)、『母という病』『父という病』(以上、ポプラ新書)、『マインド・コントロール』(文春新書)など多数。 小笠原慧のペンネームで小説家としても活動し、『DZ』『風の音が聞こえませんか』(以上、角川文庫)、『あなたの人生、逆転させます』(新潮社)などの作品がある。
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