ryomiyagi
2019/11/12
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2019/11/12
新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。死亡した桃井の後任の新上司・阿坂景子は鮫島に新人刑事・矢崎と組むことを命じ、鮫島は初めての相棒と捜査を始める。一方、国際的犯罪者・陸永昌は、友人の死を知り、来日する。
それは、マンションで殺された男だった──。鮫島の捜査と、永昌の動きが少しずつ交錯する陰で公安が密動し、さらに美貌の悪女が絡みつく──。
現代社会の断片を緻密に構成して冒頭から一気に読者を引きずり込むストーリー展開、登場人物すべてに魅力を感じるキャラクター造形、痺れるセリフ、感動的なエピソードを存分に注ぎ込んだ、八年ぶりのシリーズ最新作は、著者のミステリー&エンターテインメント作家としての最高到達点となった!
1956年生まれ。愛知県名古屋市出身。慶応義塾大学中退。 1979年 第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。 1986年 「深夜曲馬団」で日本冒険小説大賞最優秀短編賞受賞。 1990年刊行の『新宿鮫』は刊行直後からヒットし、「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第3位など話題となり、ベストセラーになった。 1991年 『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。この年シリーズ第二作目の『毒猿』が刊行され、再びベストセラーになる。 以後、「新宿鮫」シリーズはハードボイルドと警察小説の新しい時代を切り開くエンターテインメントとして期待を集め、次々に話題作、ベストセラーになっていく。 1993年『屍蘭』『無間人形 新宿鮫4』刊行。 1994年『無間人形 新宿鮫4』で 第110回直木賞。 1995年『炎蛹』刊行。 1997年『氷舞』刊行。 2000年『風化水脈』刊行。 2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説大賞。『灰夜』刊行。 2002年『闇先案内人』で日本冒険小説大賞を連続受賞。 2004年 『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞受賞。 第一回日本推理作家協会チーフブレンダー。 2006年刊行の『狼花 新宿鮫9』で2009年日本冒険小説大賞。 2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。 2011年刊行の『絆回廊 新宿鮫10』で2012年日本冒険小説大賞。 2013年 ロイヤルアングラー賞受賞。 2014年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞受賞。
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