akane
2018/02/06
akane
2018/02/06
「お前はオモチャ屋の手先なのか?」
――これは、あるテレビ番組の会議の席上で、シリーズ構成を担当する人物に先輩格のシナリオライターが浴びせた言葉である。
会議が終わったあと、シリーズ構成担当はつぶやいた。
「オモチャが売れたら何がいけないんだろう? 番組にとっては悪いことじゃないのに……」(中略)
マーチャンダイジング(商品を買ってもらうための企画)が存在しなければ『科学忍者隊ガッチャマン』や『マジンガーZ』、『機動戦士ガンダム』も『超時空要塞マクロス』も、この世に生まれることはなかった。もしくはもっと別の形になっていただろう。(「あとがき」より)
1968年青森県生まれ。アニメーション研究家。学生時代からライターの活動を始め、92年よりフリーのルポライターとして独立する。主なジャンルはアニメーション、特撮と、玩具や模型のホビー関連。92年に株式会社タルカスに参加し、編集者兼ライターとして、多くの書籍や映像ソフトの解説書を手がける。主な編著に『超合金・ポピニカ大図鑑』『ガンプラ・ジェネレーション』『トランスフォーマージェネレーション』『タカラSFランド大全集』『スーパー戦隊アートコレクション』『超合金魂計画』『ダイアクロン ワールドガイド』などがある。また、2015年より全国で開催された「メカニックデザイナー 大河原邦男展」では出展作品の監修を務めた。
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