akane
2018/12/25
akane
2018/12/25
椅子は居場所をつくる、わたしたちの相棒のような家具。ダイニングテーブルやデスクとセットで置くだけではもったいない。
意外な場所に1脚の椅子を置いてみると、我が家ながら今まで気づかなかった景色を発見したり、自分の居場所がつくれたり。また友人たちを迎え入れるための手頃な椅子を揃えることで繋がりが広がり、暮らしの中にあたらしい時間がはじまりそうです。
大人の女性たちの椅子術をご紹介します。
Kさんの好きなものを集めたキッチン。その一角に、カウンターに合わせてシートハイを調節できる「CRASH GATE 」のスツールを。
ときには一人で、ときには家族と程よい距離感で過ごせるマイスペースは、個室とはちがう居心地のよさがあるようです。自然光の入る昼も、灯りをともした夜も、ここは特等席。壁面の古材をつかった棚には、義父から受け継いだ銅鍋をミニグリーンとともに飾っています。
リノベーション デザイン設計施工/CRAFT
www.craftdesign.co.jp
キッチンの一角に英国を代表する老舗家具メーカー「アーコール」のアンティークのチェアとミニテーブルを。「ここに座って豆の莢をとったり、野菜の皮をむいたり。また本を読んだり、時には丁寧に淹れたお茶を飲んで過ごしたり。慌ただしい日常のなかで、ひと息つける場所です」と建築家の安立悦子さん。
ミニテーブルに置いたカップやポットなど、お茶の支度も楽しげ。ポットはスウェーデン「コクムス」の1960年代のもの。角度が変えて手元を明るく照らすフロアスタンドもこの場所の相棒です。
「椅子に腰かけて、雨音で心を休めることもあります」。ときには娘さんやご主人が椅子に腰かけ、キッチンに立つAさんと同じ時間を過ごします。
都内にほど近いセカンドハウス。センスあふれる着付けに定評があり、ラオス、カンボジアの手織りの布で着尺や帯のプロデュースも手掛ける江波戸玲子さん。「友人の作家の個展や映画の上映会などをみんなでシェアして、いつも新しい風が吹いているような場所をつくりたかった。すわった時劇場のように段々になるように、高さのちがう小椅子を50脚揃えました」。なかでも30脚まとめて購入したのが、「イケア」のスツール「フロスタ」(右手前)。数脚はDIYで脚の長さを少しずつカットして、座面の高さを変えたそうです。手頃な価格、そしてスタッキングできるため小さなスペースで何脚も収納できるのも魅力です。中央手前は建築家の中村好文氏作のピクニックチェア。脚をはずして持ち歩けます。
座面をクルクル回して高さ調整ができます。直径41cm×高さ42~62cm、62~82cmの2タイプ。 キッチンカウンターにもマイスペースを作りやすいでしょう。註:Kさんの家具と同一品ではありません。¥13,000~17,000(高さ、座面の素材により価格が変わります)
CRASH GATE
https://crashgate.jp/
アーコール フープハイバックチェア(アンティーク)
幅43×奥行38.5×高さ42(座高42cm)¥24,000
Strawberry Jam
http://strawberryjam.co/
アーコール ネストテーブル 幅33.5~64.5×奥行24~44×高さ32~40cm ¥120,000
チェアサイドに。
Strawberry Jam
http://strawberryjam.co/
フロスタ スツール シート直径35×高さ45cm ¥1,199(税込)
イケア
https://www.ikea.com/jp/ja/
ここに登場したお宅は、「大人の幸せなインテリア 女性がくつろげる家・40軒」で詳しくみられます。
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