『世界一受けたい授業』で絶賛! みるみる痩せる「酢キャベツ」の作り方
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人生100年時代――テレビや新聞、雑誌でこの単語を見聞きするたびに、
「はっきり言って、長すぎるよ!」
と思うこと、ありませんか? しかし、二〇〇七年に生まれた子どもの約半数が一〇七歳まで生きるというデータが示すように、すでに「人生一〇〇年」はスタンダードになっています。……長すぎます。でも、死なないのであれば、生きていくしかありません。そして、どうせ生きていくのであれば、病気にならず、好きなことができる程度の健康がほしい。
そんなあなたのために、七九歳で後期高齢者の医師・藤田紘一郎先生が、「食事」と「生活習慣」という二つの側面から、あなたの日常で今日から取り入れられる一〇〇の健康法を伝授する新刊『人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。』が刊行されました。
刊行を記念して作品の一部を大公開!

 

 

「水溶性食物繊維+お酢」のコンビのなかで、とくにおすすめしたいのは「キャベツ+酢」を組みあわせてつくる「酢キャベツ」です。

 

私は二〇一八年、日本テレビの『世界一受けたい授業』という番組に出演しました。そこで、デブ菌を減らしてヤセ菌を増やせば、人は自然と適正体重まで減っていくというお話をしました。このときに紹介したレシピが酢キャベツです。

 

番組では、元サッカー女子日本代表で今はタレントとして活躍する女性が二週間、一日三回の食前に酢キャベツを約一〇〇グラム食べる様子が紹介されました。彼女は駄菓子が好きで、食事もとくに節制していません。それでもわずか二週間で体重を二・五キロ、ウエストを八センチも減らしたのです。ヤセ菌は、なんと二五パーセントも増えていました。

 

番組で紹介されたのは彼女一人ですが、実際には四人のタレントさんが実験に参加してくれました。そのすべてがヤセ菌を増やしたのです。タレントさんですから、多忙な生活で不摂生をしている人もいました。それでも酢キャベツを食べるだけで、ヤセ菌優勢の腸内フローラがつくられたのです。

 

ヤセ菌はバクテロイデス門の細菌の仲間です。この細菌たちは、食物繊維やオリゴ糖を原料にして短鎖脂肪酸をつくり出します。酢キャベツという「水溶性食物繊維+お酢」の最強コンビを毎日とることで、腸内環境が整ってヤセ菌が多くなり、やせやすい身体が築かれるということです。

 

酢キャベツのつくり方はとても簡単です。

 

(1) キャベツを千切りにする

 

(2) 保存用袋にキャベツを入れ、塩を軽くふる

 

(3) 袋の口を閉じて、袋を上下にふって塩をまぶす

 

(4) お酢をひたひたに入れて、袋の口を閉じればできあがり

 

キャベツがしんなりしてきたら食べられます。冷蔵庫に入れれば二週間は保存可能です。

 

お酢を入れるタイミングで粒マスタードを加えると、なおおいしいでしょう。

 

酢キャベツは食前がおすすめです。適量は一回約一〇〇グラム、小皿に一杯程度です。お酢まで飲みきりましょう。使う塩は、にがりが多い塩にしてください。精製塩はナトリウムの純度が高く、必須ミネラルがとり除かれ、健康への悪影響が心配される食材の一つです。

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藤田紘一郎(ふじたこういちろう)

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