「なにかに“寄せる”のは、もうやめよう!」地曳いく子の『おしゃれは7、8割でいい』
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服のバランスはいつも同じでいい

 

世界的なセレブや、コレクションに集まるアメリカやヨーロッパの40代以上のファッション関係者を見ると、服のバランスはいつも同じという人ばかりです。

 

それは、似合わないスタイルは絶対にしない、流行っているからという理由だけで着ることなんか絶対にない、からです。

 

そうやって、自分の似合わないものをよく知って、不得意を避け、自分のバランスだからこそうまく着こなせるものを知っている人がいちばんおしゃれ。

 

彼女たちは、同じスタイルだからといって古くなるのではなく、「自分はこれ!」というスタイルを時代に合わせてアップデートしています。

 

いつも微調整しながら自分のスタイルを極めていっているので、歳を重ねてさらに洗練されていくのです。

 

「似合わないもの」を知っている人がおしゃれ

 

自分に何が似合わないかを知ることは、おしゃれの近道です。

 

「似合わない」とわかっていれば、そのアイテムに手を出さずに済み、「ダサい人」になる確率が減るからです。

 

年齢を重ねると、昔似合っていたものが似合わなくなるのは当たり前のこと。

 

でもそれも、「いいことと悪いことは背中合わせ」と考えれば、必ずしも悪いこととは言えません。

 

似合うものが少なくなるということは、もう、強制的に買うものが絞られるということ(笑)。それは、自分のスタイルが確立してくることと同じです。

 

個性がはっきりするということなので、失敗が少なくなりますし、断捨離だってしやすくなります。いろいろと似合ってしまうよりむしろいいことかもしれません。

 

ショップの試着室の中で「あれ?」と思ったら、「似合わない……」と落ち込むのではな、「似合わないものがわかってよかった!」と切り替えること。

 

そして、おしゃれ経験値をどんどん上げていきましょう。

 

 

※この記事は『おしゃれは7、8割でいい』(地曳いく子・著)より、一部を抜粋・再編集して作成しています。

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