「美しくて心地よい」を求める人気スタイリストの私的な名品 なぜこれを? の理由に納得
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ryomiyagi

2020/08/05

『スタイリスト 高橋リタの偏愛ITEMリスト100』の冒頭には、著者のこんな言葉がある。
「気に入ったアイテムは同じ型を複数買いするし、パンツを色違い、靴に合わせてレングス違いで揃えるのは当たり前」
なんて聞くと、贅沢だなぁと思うかもしれない。

 

 

PT TORINO WOMENのカラーパンツ「HOLLY」
各¥38,000 すべてPT TORINO/PT JAPAN

 

だけど、これが「リタ・ベーシック」。たくさんの服や靴、ジュエリーを集めることは楽しいけれど、少しずつ年を重ねた働く女性は分かっている。本当に必要なのは、吟味して選び抜かれた「美しく」「心地よい」ものだけなのだ。

 

著者の高橋リタさんは、女性誌『Oggi』や『Precious』をはじめ、様々な媒体で活躍するファッションスタイリスト。シンプルでベーシックでありながら、少しだけ今の気分をブレンドする「リタ・ベーシック」が幅広い読者に支持されている。人気の理由は、彼女のスタイルが実用的なリアルクローズだからだ。「リタ・ベーシック」のコーディネートのルールは「クリーン・知的・品格」の3つ。交友関係が多くて活動範囲の広い、働く女性たちに信頼されるのもうなずける。

 

日常はさまざまなシーンでできている。しかも洋服は毎日着るものだから、コーディネートは毎日考えなければならない。誰と会ってもどんな場面でも自信が持てる、それでいて実用的、着心地にもこだわりたい。オシャレなほうがいいし、できれば、毎日をハッピーに過ごせるアイテムが欲しい。大人の女性はわがままなのだ。

 

プロのスタイリストは普段なにを着ているのかと覗いてみると、意外にも、普段の靴はフラットシューズ。オンタイムの時計もカルティエのタンク限定。少ないアイテムでも洗練されたコーディネートの秘訣は、お気に入りを極めることだった。

 

著者は、自らを、好きなものの幅が狭く掘り下げて極めたい「偏愛」気質と呼んでいる。本書では、そんな偏愛気質の著者のスタメンアイテムを写真とともに100個リストアップ。今の時代と流れを意識した「心地よい」と感じる選りすぐりのアイテムとワードローブを紹介している。

 

たとえば、紫外線をブロックしながらもカバー力もある日焼け止め。女性らしさを表現してくれる丈とシルエットにこだわったデニム。グルテンフリーのチーズケーキ。ハンガーやポチ袋など小物も豊富で、自分用にはもちろん、感度の高い女性たちへの贈り物にも喜ばれそう。

 

 

SISLEYのサンケアシリーズ
左からSPソワン ソレイユ シルキー ボディ クリーム SPF30(PA+++)¥16,500
SPソワン ソレイユ テンティッド サンケア SPF30(PA+++)¥16,500
サンレイヤG.E.SPF50(PA++++)¥27,000 すべてシスレージャパン

 

ファッション&ライフスタイルアイテムだけでなく、「リタ・ベーシック」を生んだファッション年表やインタビューも収められており、著者を身近に感じられるのも嬉しい。

 

撮影/佐藤 彩 文/馬場紀衣

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