元書店員
1983年静岡県生まれ。大学中退後、10年近く神奈川の書店でフリーターとして過ごし、2015年さわや書店入社。2016年、文庫本(清水潔『殺人犯はそこにいる』)の表紙をオリジナルのカバーで覆って販売した「文庫X」を企画。2017年、初の著書『書店員X「常識」に殺されない生き方』を出版。2019年、さわや書店を退社。現在、出版取次勤務。 「本がすき。」のサイトで、「非属の才能」の全文無料公開に関わらせていただきました。
2018/11/21
『論理パラドクス』二見書房 三浦俊彦/著 まずは、「遺伝子検査」とタイトルがついている、本書に載っているある問題について考えて欲しい。 【ある致命的な病気の遺伝子について、あなたは検査を受けて […]
2018/10/09
『無限論の教室』講談社 野矢茂樹/著 僕が数学で最も好きな証明は、「カントールの対角線論法」だ。これは「無限」という数学的対象に関わる証明で、この話から始めたいのだが、その前にまず、数学における「証明」とい […]
2018/09/12
『哲学的な何か、あと数学とか』二見文庫 飲茶/著 一般的に最も知られた数学理論が「フェルマーの最終定理」であるということに異議を唱える人は恐らくいないだろう。数学が嫌いだという人でも、それがどんな理論である […]
2018/08/02
『数学ガール ポアンカレ予想』SBクリエイティブ 結城浩/著 「数学ガール」シリーズは、この「ポアンカレ予想」で6作目になるが、1作目を読んだ時の衝撃は今でも忘れられない。数学を真正面から扱った本で、こんな […]
2018/07/12
『大栗先生の超弦理論入門』講談社ブルーバックス 大栗博司/著 本書は、物理学者の多くが追い求めている「万物理論(自然界に存在する4つの力を統一的に記述する理論)」の候補と成りうる「超弦理論」についての本です […]
2018/06/28
『宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか」』講談社 ルイーザ・ギルター/著 窪田恭子/翻訳 史上最も有名な物理学者がアインシュタインであることに、異論がある人は多くはないだ […]
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