元書店員
1983年静岡県生まれ。大学中退後、10年近く神奈川の書店でフリーターとして過ごし、2015年さわや書店入社。2016年、文庫本(清水潔『殺人犯はそこにいる』)の表紙をオリジナルのカバーで覆って販売した「文庫X」を企画。2017年、初の著書『書店員X「常識」に殺されない生き方』を出版。2019年、さわや書店を退社。現在、出版取次勤務。 「本がすき。」のサイトで、「非属の才能」の全文無料公開に関わらせていただきました。
2021/05/14
『錯覚の科学』文藝春秋 クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ/著 木村博江/翻訳 本書の著者二人は、心理学の世界に衝撃を与えたとある実験を行い一躍有名になった。この実験はその後教科書 […]
2021/04/08
『砂と人類 いかにして砂が文明を変容させたか』草思社 ヴィンス・バイザー/著 藤崎百合/翻訳 「石油が枯渇しかかっている」とか、「地球温暖化が進んでいる」というような話は、きっと誰もが聞いたこ […]
2021/03/19
『Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男』文藝春秋 佐々木健一/著 高所恐怖症などでなければ、現代においてはもう、「飛行機に乗ってどこかに行くこと」は恐怖を感じるような経験ではなくなっ […]
2021/02/16
『地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか』講談社 菅沼悠介/著 2020年1月17日、「チバニアン」という名前がメディアで大きく報じられた。ニュースを見た方はもちろんご存知 […]
2021/01/13
『CRISPR(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見』文藝春秋 ジェニファー・ダウドナ+サミュエル・スタンバーグ/著 櫻井祐子/翻訳 2020年のノーベル化学賞は、「CRIS […]
2020/12/21
『素数の音楽』新潮社 マーカス・デュ・ソートイ/著 冨永星/翻訳 数学において「整数論」は「数学の女王」と呼ばれている。その「整数論」で最も重要なのが「素数」と呼ばれるものだ。 […]
2020/11/16
『ブラックホールをのぞいてみたら』KADOKAWA 大須賀健/著 2019年4月、世界中をあるニュースが駆け巡りました。「ブラックホールの撮影に成功!」というものです(また、今年 […]
2020/10/13
『14歳からの哲学入門』河出書房 飲茶/著 あなたは「哲学」というものを、どんな学問だと感じているだろうか? 僕は元々理系の人間で、だから学生時代にカントだのヒュー […]
2020/09/30
『ワープする宇宙』NHK出版 リサ・ランドール/著 向山信治/翻訳 宇宙を扱う研究者の多くは、「万物理論」を探し求めている、と言っていいだろう。これは、宇宙の始まりから終わりまでを統一的に説明 […]
2020/08/17
『宇宙が始まる前には何があったのか?』文藝春秋 ローレンス・クラウス/著 青木薫/翻訳 我々が生きているこの宇宙がビッグバンから始まった、ということは、もう常識と呼んでいいだろう。ビッグバンと […]
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