経済記者
1972年生まれ、愛知県出身。経済記者・デスクとして20年超の経験がある。2016年春から2年、ロンドンに駐在。現在は都内在住。三姉妹の父親で、デビュー作「おカネの教室」は、娘に向けて7年にわたって家庭内連載した小説を改稿したもの。趣味はLEGOとビリヤード。noteで「おカネの教室」の創作秘話や新潮社フォーサイトのマンガコラム連載を無料公開中。
2020/10/16
『書くのがしんどい』PHP研究所 竹村俊助/著 書名だけでは、ベストセラー『読みたいことを、書けばいい。』の著者、田中泰延さんがこぼす愚痴のようだ。田中さんはあちこちで「書くのは苦しい」と発言 […]
2020/09/16
『東大式節約勉強法』扶桑社 布施川天馬/著 私事で恐縮だが、著者の布施川天馬さんと私は、年は二回り以上離れているが、境遇が少し似ている。 家庭が貧しく、塾や予備校に通うお金もなく […]
2020/09/04
『三体II 黒暗森林』早川書房 劉慈欣/著 大森望、立原透耶、上原かおり、泊功/翻訳 翻訳モノには、独特のマゾヒズム的な楽しみ方がある。 もう「新刊」は出ている。でも、読めない。ギリギリ行ける […]
2020/08/14
『ザリガニの鳴くところ』早川書房 ディーリア・オーエンズ/著 友廣純/翻訳 「2019年アメリカで一番売れた本」 「全米500万部突破」 そんなパワーワードが踊る帯には、強力な布陣で「とにかく […]
2020/07/20
『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?』早川書房 ルーシー・クレハン/著 苅谷剛彦/解説 橋川史/翻訳 PISAをご存知だろうか。OECD(経済協力開発機構)が3年ごとに行う国際的な学力調査で、 […]
2020/07/14
『エリザベス女王』中央公論新社 君塚直隆/著 秀作ぞろいの中公新書の歴史シリーズのなかでも、指折りの傑作だ。今年で94歳、在位68年を迎えた「史上最長・最強のイギリス君主」の世界史的な位置づけ […]
2020/07/03
『カレンの台所』サンクチュアリ出版 滝沢カレン/著 こんなに読み終わりたくない本は久しぶりだ。 読了していない本についてレビューを書くのは本来、邪道だろう。 だが、私はまだ本書を […]
2020/04/03
『LIFE 3.0』紀伊国屋書店 マックス・テグマーク/著 水谷淳/翻訳 まず自分の誤算を白状しておこう。 まさか邦訳が出るとは。しかも、こんなに売れるとは。 私は […]
2020/03/04
『ワン・モア・ヌーク』新潮社 藤井太洋/著 「3・11」に東京の都心に原爆テロの脅威が迫る。しかもオリンピックイヤー、そう、2020年に――。 この着想をもとに、例えばメッセージ […]
2020/02/26
『刑罰』東京創元社 フェルディナント・フォン・シーラッハ/著 各国で絶賛され、日本でも2012年の本屋大賞・翻訳小説部門トップに輝いた『犯罪』の筆者の最新作は、期待を裏切らない珠玉の短編集だ。 […]
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