ryomiyagi
2020/03/12
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2020/03/12
米粉ではなく生のお米からつくる生米パン。生だからお米の風味も食感も米粉パンをはるかに超えています。そんな最高の生地を使って、あんパン、カレーパンを作ってもらいました。ベーカリーの定番人気である3種のおやつパン。オープンタイプで今っぽくおしゃれに仕上げたので、パーティーのおやつとしても映えますよ。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!
【材料】マフィン型(口径7.5×高さ4cm)5個分
A
● 米 … 115g( 浸水済150g)
● 油 … 13g(大さじ1)
● メープルシロップ… 8g(小さじ1)
(または砂糖5 g+水5g)
● 塩 … 2g(小さじ1/2弱)
● 湯(約50℃)… 70~75g
酵母… 3g
(インスタントドライイーストの場合は2g)
好みのフィリング…適量
【つくり方】(すべて共通)
1
軽く洗った米をボウルに入れ、水カップ1程度(分量外)を加えて2時間(冬場は3時間)以上浸す。
*心配な人は冷蔵庫で。2日に一度水を換えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。
2
鍋に水を入れて温め、約50℃の湯をつくる。
*沸騰した湯と水道水を1:1で混ぜると約55℃の湯がつくれる。
3
米をざるにあげ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
*水けが残っていると生地が柔らかくなり過ぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。
4
Aをすべてミキサーに入れ、最後に酵母を入れる。
*酵母は高温に弱いので、湯をミキサーに入れて少し温度が下がったところに入れる。
5
ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~5回ほどくり返す。途中、ミキサーの壁面に飛び散った生地を、ゴムベラでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。
*長時間連続してミキサーを回すと、生地の温度が上がりすぎることがあるので注意。
6
ざらつきがなくなるまでしっかりと混ぜる。このとき生地の温度が約40℃(人肌程度)になっていると発酵しやすい。
*ザラつきや水っぽさがあるときは米が十分に細かくなっていない証拠。とろりとなめらかになるまで混ぜる。
7
型にグラシンカップを敷き、生地を1/5量ずつ流し込み、中央に各[フィリング]を適量(あんこ:1/5ずつ、お米クリーム:大さじ1 1/2ずつ、カレー:大さじ2~3ずつ)のせる。
8
生地の表面に霧を吹いてから、アルミホイルで覆ってふたをする。
9
オーブンの発酵機能を使って40℃で15~30分発酵させる(オーブンに発酵機能がなければタッパーに型とお湯を入れた器を入れて蓋をする)。
10
生地がもとの1.5倍程度までふくらんだらオーブンから取り出し、室温に置いておく。オーブンを180℃に予熱し始める。
*予熱する時間に発酵がさらに進む。過発酵になりそうなときは、予熱完了前でも焼き始める。
11
予熱が完了し、生地がもとの2倍程度にふくらんだら、へりの生地の表面にスプーンの背で油(分量外)を薄く塗る。
*あんパンには好みでけしの実適量(分量外)をのせる。
12
オーブンで20分、こんがり焼き色がつくまで焼く。
あんパンのあんこ
【材料】つくりやすい分量
小豆 … 100g ● メープルシロップ*1 … 50g
● 塩 … 1 g(ひとつまみ)
*1:または砂糖34g + 水16g
【つくり方】
1
小豆は洗って、水2 カップ(分量外)とともに小鍋に入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、10分ほど煮てから、ざるに上げる。
2
小豆を鍋に戻し、水2 カップ(分量外)を入れ中火にかける。40分ほど小豆がやわらかくなるまで煮る。途中、水がなくなりそうになったら、水を加える。
3
鍋に水が残っていたらざるに上げ、小豆を鍋に戻し、残りの材料を入れ、木べらで混ぜながら、水分がなくなるまで弱火で煮る。
*甘みが足りなければメープルシロップ(または砂糖)を足す。
カレーパンのカレー
【材料】つくりやすい分量
● 油 … 大さじ1
A
● たまねぎ(みじん切り) … 小1個分(100g )
● にんにく(みじん切り) … 小1かけ分
● しょうが(みじん切り) … 小1かけ分
B
● カレー粉 … 小さじ1
● ガラムマサラ … 小さじ1
C
● トマト(2cm角に切る) … 中1個分(150g )
● レンズ豆(乾燥) … 100g
● 塩 … 小さじ1弱
● しょうゆ … 小さじ1
【つくり方】
1
フライパンに油を入れて熱し、Aを入れて弱火でたまねぎがしんなりするまで2~3分炒める。
2
1にBを加え、全体になじむまで炒める。
3
Cと水カップ1(分量外)を加えてふたをして、豆がやわらかくなり、水分がなくなるまで20分ほど煮る。
4
仕上げにしょうゆを加えて混ぜ、火を止める。
白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。
『はじめての生米パン』
リト史織/著
撮影/北川鉄雄
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