フライパンで簡単!生米パンのもちもちピザ
生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

ryomiyagi

2020/04/20

予約の取れないリト史織さんの生米パン教室でも人気のフライパンでつくる生米パン。オーブンがない人でも作れちゃうので、気軽にチャレンジできます。今回は、ホームパーティーでも喜ばれるピザ。具はお好みで色々アレンジできて、これだけで華やかな食卓になります。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!

 

とろりとした生米パン生地なら、フライパンの形を利用してまん丸ピザがかんたんにできます。もっちりした生地が本格的!

 

きのこピザ

 

 

【材料】直径約18cm1枚分・すべて共通

<パン生地>
A
 ● 米 … 115g( 浸水済150g)
 ● 油 … 13g(大さじ1)
 ● メープルシロップ… 8g(小さじ1)
(または砂糖5 g+水5g)
 ● 塩 … 2g(小さじ1/2弱)
 ● 湯(約50℃)… 70~75g
 酵母… 3g
(インスタントドライイーストの場合は2g)

 

<具の材料>
 ● マッシュルーム(薄切り) … 3~4個分
 ● オリーブオイル … 大さじ2
 ● 塩 … 5 g(小さじ1)
 ● 粗びき黒こしょう … 適量
 ● ローズマリー … 4枝

 

<具のつくり方>
マッシュルームをオリーブオイルで軽くあえ、フライパンに入れた生地の上に広げたら塩、黒こしょうをふり、ローズマリーをのせる。

 

1
軽く洗った米をボウルに入れ、水カップ1程度(分量外)を加えて2時間(冬場は3時間)以上浸す。
*心配な人は冷蔵庫で。2日に一度水を換えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。

 

2
フライパンに敷くオーブンシートを2枚用意し、1枚を敷く。

 

3
鍋に水を入れて温め、約50℃の湯をつくる。
*沸騰した湯と水道水を1:1で混ぜると約55℃の湯がつくれる。

 

4
米をざるにあげ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
*水けが残っていると生地が柔らかくなり過ぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。

 

5
Aをすべてミキサーに入れ、最後に酵母を入れる。
*酵母は高温に弱いので、湯をミキサーに入れて少し温度が下がったところに入れる。

 

6
ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~5回ほどくり返す。途中、ミキサーの壁面に飛び散った生地を、ゴムベラでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。

 

7
ざらつきがなくなるまでしっかりと混ぜる。このとき生地の温度が約40℃(人肌程度)になっていると発酵しやすい。
*ザラつきや水っぽさがあるときは米が十分に細かくなっていない証拠。とろりとなめらかになるまで混ぜる。

 

8
生地をフライパンに流し入れる。生地の上に載せる具材をつくり方通りにしてのせる。

 

9
フライパンよりひと回り小さい鍋に約50℃の湯を用意し、その上に2のフライパンをのせてふたをする。そのまま30分ほどおいて発酵させる。途中、湯温が下がったら温める。

 

 

10
生地がもとの2倍程度にふくらんだら、ふたをしたままフライパンを弱火にかけ、10分焼いたら裏返してさらに5分焼く。
* 裏返し方:2のもう1枚のオーブンシートを上にかぶせて、その上にまな板をのせてフライパンを裏返す。フライパンを外し、ピザ生地を下のオーブンシートごとフライパンに戻す。

 

ドライトマトをのせたり、バジルとガーリックなども美味しいです。詳しくは「はじめての生米パン」を参考にしてくださいね。

 

 

白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。

 

連載第1回はこちら

 

 
 


はじめての生米パン
リト史織/著

 

撮影/北川鉄雄

生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

リト史織(しおり)

ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1 級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。パン教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほど の大人気。 「SHIORI’S VEGAN PANTRY」HP
関連記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで「本がすき」を