ryomiyagi
2020/03/09
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2020/03/09
予約の取れない料理教室で有名な「リト史織先生の生米パン」レッスン。生のお米からパンができちゃうという画期的なレシピでSNSで話題になっています。生米パンの生地を使って、おもてなしの定番「キッシュ」ができてしまうというから驚き! その貴重なレシピを特別に教えてもらいました。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!
パイの代わりにクイックブレッドの生地を土台に。豆腐のフィリングに白みそを加えてコクを出します。おもてなしにもぴったりの一品。
<材料>
タルト型(直径22cm・底が取れるタイプ)1台分
A
● 米 … 115g(浸水済150g )
● 油 … 20g(大さじ1 1/2)
● メープルシロップ*1 … 8 g(小さじ1)
● レモン汁 … 5 g(小さじ1)
● 塩 … 2 g(小さじ1/2弱)
● 水 … 70g
● ベーキングパウダー … 4 g
*1:または砂糖5 g +水5 g
[フィリング]
● 絹ごし豆腐 … 400g
● ココナッツオイル( または好みの油)… 大さじ1
● たまねぎ(薄切り) … 中1個分(200g )
● じゃがいも(皮をむいて細切り)… 小2個分(200g )
● 塩 … 小さじ1 1/2
● 粗びき黒こしょう … 適量
● 白みそ … 30g
● 粒マスタード … 小さじ1/2
● タイム(飾り用) … 適量
<フィリングのつくり方>
1
豆腐をペーパータオルでくるんでバットに入れ、その上に皿などをのせて重しにする。冷蔵庫に一晩(8~10時間)入れておき、約300gになるまでしっかり水を切る。
2
フライパンにココナッツオイルを入れて中火で熱し、たまねぎ、じゃがいもをしんなりするまで炒め、塩小さじ1と黒こしょうで味を調えたら火を止め冷ましておく。
3
白みそ、塩小さじ1/2をミキサーに入れてなめらかになるまで混ぜたらボウルに移す。粒マスタードと黒こしょうを入れて混ぜ、2も加えてざっと混ぜる。
【つくり方】
1
軽く洗った米をボウルに入れ、水カップ1程度(分量外)を加えて2時間(冬場は3時間)以上浸す。
*心配な人は冷蔵庫で。2日に一度水を換えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。
2
型にオーブンシートを敷く。オーブンを200℃に予熱する。
3
米をざるにあげ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
*水けが残っていると生地が柔らかくなり過ぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。
4
Aをすべてミキサーに入れ、30秒程度回しては止める動作を3~5回ほどくり返す。途中、ミキサーの壁面に飛び散った生地を、ゴムベラでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。ざらつきがなくなり、とろりとなめらかになるまでしっかりと混ぜる。
5
生地をボウルに取り出し、ベーキングパウダーを加えてゴムべらで手早く混ぜる。
* 次の6で型に生地を流し込む際に手早く作業できるように、生地をボウルに移してから混ぜる。ゆっくり行うとふくらみが悪くなる。
6
型に流し入れる。その上に、端を2cmくらい残してフィリングを広げる。
* フィリングののっていない端の生地が、焼くとふくらんで壁のようになる。
7
タイムを散らして、オーブンで30分、表面に焼き色がつくまで焼く。
* 冷蔵で2~3日保存可能。食べるときに200℃のオーブンで10~15分焼くと表面がカリッとしておいしい。
白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。
『はじめての生米パン』
リト史織/著
撮影/北川鉄雄
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