生米からつくるシトラスのパウンドケーキ
生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

生米パンが話題ですが、生米からつくるケーキもじわじわとブームになっています。じんわりしみわたる生米からつくるケーキ生地は、みんなが大好きなやさしい味。今回は、見た目もきれいなシトラスのパウンドケーキをご紹介します。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!

 

シトラスのパウンドケーキ

 

 

バターも卵も使わなくても、しっとりリッチなパウンドケーキに。季節やお好みに応じて、レモンをほかの柑橘類に替えてみても。

 

【材料】パウンド型(16×6.5×6㎝) 1台分
[トッピング]
 ● レモン(国産)の輪切り … 5枚
 ● メープルシロップ … 大さじ1

 

A
 ● 米 … 80g(浸水済105g )
 ● 豆乳 … 50g
 ● メープルシロップ*1 … 50g
 ● レモン汁 … 10g(小さじ2)
 ● 塩 … 2 g(小さじ1/2弱)
 ● レモン(国産)の皮のすりおろし … 小さじ1

 

 ● ココナッツファイン … 30g
 ● 油 … 50g
 ● ベーキングパウダー … 6 g
 *1:または砂糖34g+水16g

 

【つくり方】

レモンの輪切りを[トッピング]のメープルシロップに一晩(8~10時間)浸けておく。

 


軽く洗った米をボウルに入れ、水カップ1程度(分量外)を加えて2時間(冬場は3時間)以上浸す。
*心配な人は冷蔵庫で。2日に一度水を換えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。

 

3
米をざるにあげ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
*水けが残っていると生地が柔らかくなり過ぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。

 

4
型にオーブンシートを敷く。オーブンを170℃に予熱する。

 

5
Aをすべてミキサーに入れ、ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~5回ほどくり返す。途中、ミキサーの壁面に飛び散った生地を、ゴムベラでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。

 

6
ココナッツファインを加えて、細かくなるまで攪拌する。少しざらざらした感じが残る状態でよい。
* ココナッツファインと米を同時に攪拌すると米が粉砕されにくくなるので、後から加える。

 

7
油を加えて、ミキサーの低速で、生地がもったりするまで攪拌する。
* 生地がかたくてミキサーが回りにくい場合は、ボウルに移して混ぜてもよい。

 

すくい上げても落ちない。ココナッツファインが入っているのできめが粗め。

 

8
生地をボウルに取り出し、ベーキングパウダーを加えてゴムべらで手早く混ぜる。

 

9
型に生地を入れる。上に1のレモンを汁けをよく切って並べる。オーブンで30~35分焼く。中心に竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がり。

 

白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。

 

連載第1回はこちら

 

 
 


はじめての生米パン
リト史織/著

 

撮影/北川鉄雄

生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

リト史織(しおり)

ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1 級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。パン教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほど の大人気。 「SHIORI’S VEGAN PANTRY」HP
関連記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで「本がすき」を