ryomiyagi
2020/03/23
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2020/03/23
予約が取れないほど人気の「生米パン」料理教室。おうちのお米からそのままパンを作ってしまうという画期的なレシピなんです。教室を主宰するリト史織先生は、マクロビオティックやローフードなどの資格を多数持つほか、洋菓子店に勤務された経験を活かし、得意なスイーツのレッスンも行っています。今回は、ヘルシーなだけでなく、本格的な味を追求して開発されたリトさんとっておきの、シフォンケーキのレシピをご紹介。メレンゲもつくらない、とにかくミキサーで全て混ぜるだけのお手軽シフォンケーキ。ふんわりもちっとした米ならではの食感を楽しんで。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!
ふんわりふくらむ生地の秘密はちょっぴり加えた大豆にあります。もっちりした食感は、米ならでは。お好みでクリームやジャムを添えて。
【材料】シフォンケーキ型(直径14cm)1台分
A
● 米 … 115g(浸水済150g )
● 大豆(乾燥) … 20g
● 豆乳 … 90g
● メープルシロップ*1 … 60g
● レモン汁 … 5 g(小さじ1)
● 塩 … 2 g(小さじ1/2弱)
● 油 … 45g
● ベーキングパウダー … 6 g
*1:または砂糖40g+水20g
【つくり方】
1
大豆はさっと洗い、たっぷりの水に一晩(8~10時間)浸けておく。
2
軽く洗った米をボウルに入れ、水1カップ程度(分量外)を加えて2 時間(冬場は3 時間) 以上浸す。
* 心配な人は冷蔵庫で。1~2日に一度水を替えれば、冷蔵庫 で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。
3
米をざるに上げ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
* 水けが残っていると生地がやわらかくなりすぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。
4
オーブンを180℃に予熱する。
5
Aをすべてミキサーに入れて、ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~4回くり返す。途中、ミキサーの側面に飛び散った生地を、ゴムべらでこそぎ落として 全体を均等に攪拌する。
6
油を加えて、生地がもったりとしてなめらかになるまでミキサーで攪拌する。
* 油を先に加えると生地が重くなってミキサーが回りにくくなるため、最後に加える。ミキサーが回りにくければ低速にするか、ボウルに移してへらなどで混ぜてもよい。
へらを揺らすと生地が落ちるほどのかたさ。
7
生地をボウルに取り出し、ベーキングパウダーを加えてゴムべらで手早く混ぜる。
8
型に生地を入れ、オーブンで25分ほど表面に焼き色がつくまで焼く。
9
焼き上がったらすぐに型をひっくり返して、完全に冷めるまでおく。
*熱いうちに型から外すと縮んでしまうのでよく冷ます。
10
型の上下を返して、表面を中央に向かってそっと手で押しながら、外側の面の生地を型からはがす。中央の筒の周りはパレットナイフを差し込み、ぐるりと一周させて、生地をはがす。
11
底板をゆっくりと押し上げながら生地を底板ごと型から外す。
12
底板と生地の間にパレットナイフを差し込み、底板をはがすようにぐるりと一周させ、上下を返して、そっと型を引き抜く。
白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。
『はじめての生米パン』
リト史織/著
撮影/北川鉄雄
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