思わぬ食べごたえ。がっつり韓国風冷やしそうめん
細川芙美『#深夜のひとりじめ飯』

みなさん、こんにちは! 今日は私がインスタグラムでご紹介した「#ひとりじめ飯」のレシピのご紹介です。

 

夏、やっぱりそうめんを食べましたよね? 夏も終わり、秋に差し掛かったある夜、「そろそろ夕飯やな~」と思ったときに家の中にそうめんしか見当たらないという事件が発生しました!

 

大葉にみょうがなどの薬味を添えた定番な食べ方はもう夏に十分堪能したし、でも古くなる前に使い切っちゃいたい……。そこで、今日はしっかり食べ応えのあるがっつり系そうめんを作ろうと思い立ちました。

 

作るのであれば、定番のそうめんを自分なりにアップデートしたい——そんな気持ちから、「得意料理と言えるくらいのごちそうそうめんを!」という不思議なやる気に満ち溢れとりました。秋やからこそ、食欲も湧いてきますしね。

 

 

《材料》

<合わせ調味料>
ポン酢      大さじ2
コチュジャン   大さじ1/3
砂糖       大さじ1/3
しょうゆ     大さじ1/2
ごま油      大さじ1
塩        少々

 

牛肉(薄切り)  50g (3~4枚)
パプリカ(赤)  1/4個
パプリカ(黄)  1/4個
ズッキーニ    1/4本
パクチー     適量(三つ葉でもOK)
豆苗       1/4パック
そうめん     2束
しろごま     適量

 

《作り方》

【1】
まずは下ごしらえから始めましょう。パプリカとズッキーニは薄切りに、パクチーはざく切りに。豆苗は根元を切って洗います。合わせ調味料は混ぜ合わせておいてください。

 

【2】
牛肉に塩こしょうを振り、油を引いたフライパンで焼いていきます。火が通ったら、フライパンから引き上げて合わせ調味料の1/3量につけておきましょう。あっ、今「焼いたあとに調味料につけるんじゃ遅くない?」って思いました? もちろん生のお肉を調味料につけて味を染み込ませる方法もあるのですが、焼きあがった状態のお肉を調味料につけると、外側だけにええかんじの味がつき、牛肉っぽさが残るんです。今回はお肉の中まで味を染み込ませるのではなく、お肉本来の味を残したかったので、こっちの方法にしました! ぜひ試してみてください。

 

【2】
鍋にお湯をわかし、沸騰したらパプリカとズッキーニ、豆苗を投入。1分さっと茹でたらざるにあげましょう。洗い物を少なくするためにも、そのままのお湯を使って今度はそうめんを茹でます。時間通りに茹でたら、流水でささっと洗いましょう。

 

【3】
そうめんの水を切って、器に盛り、野菜と牛肉を乗せて残った合わせ調味料をブワーッとかけます。仕上げにたっぷりのパクチーと白ごまをかけて完成!

 

…見事な達成感でした! いつも通りの食べ方ではなく、こうやってこってりめに作るそうめんも食べ応えがあってええなあと。がっつりした牛肉とコチュジャンの相性も抜群です。なんとなくそうめんは、さっと茹でて食べられるから深夜に作るハードルがごはんよりも低い気がしていて……。そんなところも嬉しいですよね! みなさんも一味違った、韓国風の冷やしそうめんぜひ試してみてください。

 

夏は終わってしまったけど、韓国風冷やしそうめんが思った以上においしくできたので、またそうめんを買い足してしまいました(笑)たぶん、白米にあうおかずはそうめんにもあうはず…。いろいろ試しがいがありそうです。

 

みなさんやったら、どんなごちそうそうめんを作りますか? 「この食べ方が美味しい!」という組み合わせを見つけたら、インスタグラムでハッシュタグ「#ひとりじめ飯」をつけてぜひ発信してみてくださいね!

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
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