akane
2018/06/05
akane
2018/06/05
主人とは勤めていた銀行で知り合い結婚しました。ただ彼はガンコな性格で、社風や人間関係になじめず、何度か転職をしています。銀行時代より給料は下がりましたが、私がパート勤めをしたり、親から援助してもらったりしながら、これまでは何とかやりくりしてきました。
ところが50代半ばになって会社勤めを辞め、自営業で配達の仕事を始めたのです。このため、購入した中古のマイホームのローン返済も含めて、定年までの資金計画がパーになってしまいました。収入が不安定になったことで、やりくりが非常に厳しいのが現状です。
あるヒーラーさんにリーディングしていただいたところ、「ご主人は前職での学びが終わり、次のステージに行ったんですよ」と言われました。そうかなとも思いつつ、将来への不安を払拭することができません。主人はがんばってくれているのに、つい責めてしまうこともあります…。私の心の持ちようをご指導いただけますでしょうか?
先を見通して将来設計を考えていたのに、それが急に変わってしまっては、とても焦ってしまいますね。
ご主人が自営になって、これから先が見えない安定していない不安から、ご主人を責めたくなる気持ちはよくわかります。
本当はね、ご主人も口には出さなくても大きな金額を背負うことは、怖かったはずです。おそらくご主人は、マイホームを購入することは、あまり乗り気でなかったのでしょうね。
そのことで、どこかでちらりとあなたを責めたくなる気持ちがあるのかも知れませんが、ご主人は男ですからそれを口に出しませんね。
すごいことだと思います。
まずはスピリチュアル的な解釈は別にして、人生で経験することはすべて本当に「学び」ですね。ご主人だって、何度かの転職を通していろんなことを学んだと思います。
それでも買った以上は、自分もがんばって稼ごうという責任感をお持ちです。ガマンにガマンを重ねて働いていた会社勤めよりも、いまの自営業のほうが体はきつくても、やっていて楽しいと感じていらっしゃいます。あなたのやるべきことは、そんなご主人を応援してあげることですね。叱咤激励しても時に責めてもいいのでね、ご主人が自営になったことを、あなたがあなたの中で消化して納得して下さいね。
あなたは経済的なことを心配していらっしゃいますが、いまの苦しい状況がずっと続くわけではありません。いまは、マイホームを購入したとか、ご主人が独立するなど、大きなエネルギーを使ったために、マイナスの振れ幅が大きくなっているだけのこと。やがて状況は好転するはずです。
まずはご主人を応援してあげることです。当面、先の見通しが立たなくとも、いずれ黒字になっていくでしょう。
お家ってね、とても高いですね。家を買うということは、それは大きなお金のエネルギーが動きますのでね。その大きさで、時にアクシデントが往々にして起こってしまいます。
住んだばかりなのに、転勤になったり、転職したり、失業したり家族が病気になったり、子どもが不登校になったりとざまざまです。
そうすると家が悪いのかと思いがちですが、そうではないのです。
私たちは、すぐいいか悪いかでみますけれど、時が経てばプラスになっていることのほうがはるかに多いのです。
どうぞ無愛想なご主人に対して「自営は営業も大事よ。もっと愛想よくね」と、ときどき気遣いの声をかけてあげて下さいね。
人生の転機には必ずマイナスなことも起こります。
そんなときは一喜一憂せずに、
「こんなことが長く続くわけはない」と思いましょう。
そこから事態は好転していきます。
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