人間にも使える宇宙人との交流術【第4回】
辛酸なめ子『新・人間関係のルール』

もう地球人は信じられない……

2018年は人間不信になるようなできごとも多く発生しました。マネージャー志望のあやしげな人が何人か近付いてきて勝手にマージンを抜く契約書を作ってきたり、始まってもない架空の仕事の金銭の取り分の話をされたり、古い友人に仕事を依頼したら連絡がとれなくなってフェイドアウトされたり……。人徳がないのでしょうか。

 

もう地球人は信じられない、宇宙人に救いを求めたい、という思いが高まっていた昨今ですが、宇宙人とコミュニケーションするという講座があると知って、参加してまいりました。成田のホテルのホールと庭で開催された「ウィリアム・レーネンの宇宙人と宇宙船と遭遇するためのワークショップ」です。

 

レーネンさんはアメリカのサイキック(超能力者)で、シニア世代ですが口調が若々しく、各国を飛び回り、エネルギッシュに講演活動されています。

 

会場に高速バスで向かっていたら、夢の中で複数のUFOが上空にいるビジョンが見えました。楽しみな気持ちが見せたのか、それともすでにコンタクトが始まっていたのでしょうか。

 

宇宙人と交流するための心得

100人以上の人が集まったホールで、お昼頃からはじまったセミナー。レーネンさんが宇宙人と交流するための心得を話してくださいました。レーネンさんとテレパシー級に気心が知れたスタッフの男性が同時通訳します。

 

「宇宙人は怖いと思うと会えません。何か証明を求めているタイプの人も無視されがち。存在すると知っていればコミュニケーションしてくる。疑いを持たないこと。なぜ? 何でここに? などと思考に走らないで。脳は皆さんを支配している。思考をオフにしてください」

 

テレビの収録などで宇宙船を呼ぶのは、証明を求めていることになって宇宙人的には気乗りしないのかもしれません。

 

「宇宙人に対して感謝を表現するのが大切です。でも、例えばじっと見つめると、宇宙人は脅威に感じるかもしれません」と、レーネンさん。

 

宇宙人と比べて野蛮な人間から凝視されるのは怖いことなのでしょうか。意外と繊細です。

 

「宇宙人は人間の中にいっぱいいます。例えばロングドレスの女性。なんでこんなに長い服を着ているのか思ったことでしょう。地球人に紛れている宇宙人は、歩くときは足を使わないのです。少し浮かんで移動します。それをカモフラージュするために長い服を着ます」

 

このところロングスカートのブームが続いているので、宇宙人的には過ごしやすいのではないでしょうか。

 

宇宙人に嫌われるタイプ・好かれるタイプ

宇宙人に嫌われるタイプは以下のような人だそうです。

 

・お金がいっぱいあるから偉いと思ってる人
(宇宙人はシェアすることを大切にする)
・お金、支配、力で動く人
・上から目線の人
・宇宙船は怖い、攻撃してくると思い込んでいる人
・自分の人生を生きていな人
・シェアする感覚がない人

 

また、宇宙船を呼ぶ時は、人々が、同じエネルギーを発していることが重要だとレーネンさんはおっしゃいます。動物虐待している人や盗みをしている人が混じっていると宇宙船は来ないそうです。

 

宇宙人は人の本質を見抜いている印象です。「UFO見たことがある」と言う人は、ブラックカードをひけらかす人よりも信用できそうです。

 

「彼らの惑星に勝ち負けは無い。お互いがお互いをケアし合う。きれいな宇宙人もブスな宇宙人も平等な扱いを受けます。人間のように上下をつけません」

 

先日も男性タレントが、「ブスに人権はない」と発言して炎上しましたが、宇宙的な視点で見ると低レベルすぎる思考です。

 

反対に宇宙人に好かれる人は、

 

・人に役立つ仕事をしている人
・思考で考えたり損得勘定するのではなく、自分の能力を分かち合う人
・稼いだお金をシェアする人
・自立して魂の目的を生きている人
・小さく生きていない人

 

だそうです。結構ハードルが高いです。でも人間の人望も集めるタイプです。

 

宇宙人を招き、交流する方法についても教えが授けられました。フィーリングでコミュニケーションしてくるそうなので「言葉で念じるのではなく、イメージを作り出します。彼らを招くようなイメージを作るんです。言葉ではなく動画で招きます」と具体的なアドバイスが。

 

参加者にもアイディアを募ったところ、「白い光をイメージして両手を広げてハグするイメージ」が良いという話になりました。「ワクワクする感情を発する」のも効果的だそうです。ただ、手を振るイメージは、あっちに行け、とかその場にとどまれ、というサインと混同されやすいとのこと。

 

「人間や動物に対して、フィーリングを送ってテレパシーの練習をしてみてください。誰かに愛を送る時にピンク色を送るのは効果的です。犬や猫は反応します。病人には薄いグリーン、癒しの色を送りましょう。筋肉痛には薄いブルーなど、色にはそれぞれエネルギーがあります」

 

まずは人間相手に研鑽を積む

宇宙人とのコミュニケーション術は人間にも応用できそうです。充実した話が聞けて満足し、また寒くなってきたので夕方で帰宅しました。しかし有志が残って七時以降、庭で宇宙船を呼んだら、次々現れたそうで……。サイトの体験談コーナーに「真上に複数の宇宙船が現れて光を放ってくれた。拍手をしたら答えてくれた」「細長い羽根のような宇宙船が現れて、嬉しくて歓喜のダンスを踊った」といった喜びの報告が! 冷え性に負けた自分が悔しいです……。

 

でも、その悔しさを反動に人間相手にテレパシーを試し、少しずつ成功しています。

 

例えば友人とカフェに行き、友人がメニューを迷っていたので、チーズケーキのイメージを送ってチーズケーキを頼ませたり。カフェで隣の席のカップルが、どこに国内旅行しようか話し合っていたので、お薦めの河口湖の宿のイメージを送ったら「どこだっけか、雑誌で見た、最近できた山梨のホテルがすごい良さそうだったけど名前が思い出せない……」と、惜しい感じでしたが、良いところまで伝わったり……。人間相手に研鑽を重ね、ハイレベルな宇宙人とのテレパシーができるようになりたいです。

 

【今月の教訓】
宇宙人とも人間とも、フィーリングでコミュニケーションすれば話は早い

新・人間関係のルール

辛酸なめ子(しんさんなめこ)

1974年東京都生まれ。埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。女子学院中学校・高等学校を経て、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。恋愛からアイドル・スピリチュアルまで幅広く執筆。著書に『女子校育ち』(ちくまプリマー新書)、『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)、『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)など多数。
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