akane
2019/08/09
akane
2019/08/09
アダルトショップに来るのは7割以上が男性。バイブ、ローターなど女性が使う商品も扱ってはいますが、購入者は男性中心。パートナーのプレゼント用に買う方や、風俗店に行く前に買っていく方が多いようです。
大手百貨店が女性向けアダルトグッズの期間限定の特設コーナーを作るなど、女性向けのアダルトイベントや取り組みも徐々に増えてはいますが、それでも女性をターゲットにした商品は売れにくいのが現状です。セックスやオナニーに対してお金を払う女性は限られていると、わたしは感じています。
一方で、女性向けのアダルト商材で成功している例もあります。それは、「女性向けのアダルトビデオ」。エロメンと呼ばれるイケメンAV男優を起用し、恋愛ドラマのようなストーリー性のある作品を販売しています。
2010年頃からジワジワ売れだし、今ではAVのジャンルのひとつとして認識されています。男性向けAVほどではありませんが、定期的に買う方もおり、息の長いジャンルです。
女性向けAVが定着している背景には、「恋愛」という要素があるからかな、とわたしは思っています。アイドルやアニメキャラに夢中になる女性がいるように、疑似恋愛を楽しみたい、好きな男性にドキドキしたい、というニーズはあります。その疑似恋愛の対象として、イケメンAV男優が受け入れられ、女性向けAVが親しまれるようになったのではないでしょうか。
女性向けAVのなかには、セックスの仕方を教える「HOW TOモノ」も以前はありましたが、最近は見かけなくなりました。AV男優さんがセックステクニックを教えるビデオなど、男性向けの「HOW TOモノ」は多くあるのですが、女性にはそこまでのニーズがなかったようです。
女性は、セックスで気持ち良くなることよりも、好きな人とセックスすることのほうを大切にする傾向がある。一方で、男性は女性を気持ち良くさせたくて、セックスのHOW TOを調べる……こ、これでは、お互い満足できなくないですか?!
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