みなさん、こんにちは。3時代を駆け抜けた毛髪診断士の余慶尚美です。

今回は前回に引き続き、この時期に気になる髪のうねりの対策についてお話したいと思います。

髪の「うねり」の原因は、頭皮のたるみだった！？

フェイスラインがぼやけてきた、顔が大きくなった・・・という貴方は確実に頭皮の毛穴も変形、ゆがんでいます。そうなると、髪にクセのある波状の髪が生え、「うねり髪」となります。

頭皮のたるみケアには、頭皮の血巡りやリンパの巡りを改善する頭皮マッサージや首のストレッチなどがたいへん効果的です。

頭部の筋肉は、前頭、側頭、後頭のみで、頭頂の大きな部分には筋肉がなく、「帽状腱膜（ぼうじょうけんまく）」という膜しかありません。ここは、眼精疲労、歯の噛み合わせや首、肩コリに大きく影響します。もちろん、頭だけでなく、顔、首、肩、肩甲骨くらいまでがヘッドマッサージのひとつと思って、軽い運動やマッサージをこまめに行ってください。

マッサージ1　耳引っ張り

指で耳を積まみ、軽く引っ張る。耳たぶ、耳の上部、まんなかと、まんべんなくほぐして刺激する。

マッサージ2　生え際流し

両手に握りこぶしを作って、生え際の中心に置く。そのままこめかみに向けて、生え際部分を軽く押し流すように両手を滑らせる。

マッサージ3　頭頂プッシュ

1　頭頂部を両手の指先で軽く押す
2　両手を組み、頭頂部に置く。掌の下の部分で挟むようにして、頭全体を揉む。

また、インナーケアとして、この時期にぴったりな栄養成分が「ヨクイニン」です。
ヨクイニンは漢方薬の生薬として、カラダの余分な水分「湿」を排出するのに用いられますが、化粧品にもよく使われ、美白・美肌へ導く有効成分としても有名です。
ヨクイニンは内服することで、お肌の弾力、保水力をうみだす「線維芽細胞」の増殖や活性化に大きく貢献することが認められています。弾力ある頭皮は、毛穴の形を正常に保つためにも必要ですので、むくみがちな高温多湿な季節に、カラダだけでなく、お肌にも大きく貢献してくれる「ヨクイニン」をチョイスするのもおススメです。

リーサルウェポンは、トリートメント力が半端ない「ストレートパーマ」

手っ取り早く、すぐに「うねりと広がり」をなくしたい！という方におススメなのがコスメ系クリームのパーマ剤を用いた「ストレートパーマ」です。

元来「ストレートパーマ」というと、傷む、ストレートになりすぎる　などの不満も多いものですが、このコスメ系クリームのパーマ剤を用いた「ストレートパーマ」は、トリートメント効果もたいへん高く、質感を調節してくれます。

例えば、

●傷みが少ない
●ストレート過ぎず、うねり、広がりを完全に抑え、まとまり感がある自然な仕上がり
●トリートメント力が強いので、キューティクルが蘇り、艶が出る
●効果も半年くらい（個人差あり）

と何とも嬉しい結果をもたらしてくれますが、ネックはやはり、美容院などの施術でしか受けられないこと。そうなるとパーマと同じような価格となり、決してお安いものではありません。また、「テクスチャーコントロール」など名前も色々と存在し、取り扱う商材によって各お店でメニュー名が違っており、取扱店も決して多くないのが現実です。けれどもパフォーマンスは高いので、「 うねり、広がり」の最終兵器として試してみるものいいのではないでしょうか？

前回と今回の2回にわたって、髪のうねりや広がりの対策法についてご紹介してきました。是非、お試しいただき、うねり、広がり知らずのまとまる髪になっていただければと思っています。