akane
2019/05/28
培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ
akane
2019/05/28
私たちがふだん何気なく食べているごはん。そこには、壮大な物語が眠っている。
食材を生産、入手するための技術、社会が引き継いできた加工や調理の方法、文化や宗教などによる影響……。
人間は太古の昔から長期間にわたって、「食べること」の試行錯誤を重ねてきた。
その食の世界が今、激変してきている。分子調理、人工培養肉、完全食の「ソイレント」、食のビッグデータ、インスタ映えする食事……。 こうした技術や社会の影響を受けて、私たちと世界はどう変わっていくのだろうか?
気鋭の分子調理学者が、アウストラロピテクスの誕生からSFが現実化する未来までを見据え、人間と食の密接なかかわりあいを描きだす。
1973年、福島県生まれ。東北大学大学院農学研究科修了。 日本学術振興会特別研究員、北里大学助手・講師、カナダ・ゲルフ大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)などを経て、現在、宮城大学食産業学群教授。専門は、分子調理学。 著書に『料理と科学のおいしい出会い 分子調理が食の常識を変える』(化学同人)、『必ず来る! 大震災を生き抜くための食事学』(主婦の友社)、共訳書に『The Kitchen as Laboratory 新しい「料理と科学」の世界』(講談社)などがある。 関心は、食の「アート×サイエンス×デザイン×テクノロジー」。
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