akane
2019/07/22
岩谷時子物語
akane
2019/07/22
越路吹雪のマネージャーをつとめながら、数々の大ヒット歌謡曲の作詞家として、令和時代になってもなお、ファンが多い岩谷時子。
岩谷といえば太陽のように華々しい越路とは対照的に、つねに控えめで、静かな月のような存在感で知られる。
内に秘めたその情熱と、ワーキングウーマンのさきがけとしての苦悩は、これまであまり語られてこなかった。
村岡恵理(連続テレビ小説『花子とアン』原案「アンのゆりかご」著者)が、生涯独身をつらぬき、才能に恋し身を捧げたその人生を、関係者への詳細な取材、そして本人が所有していた貴重な資料をもとにときあかす本格的な評伝。
越路吹雪、加山雄三、坂東玉三郎、などの大スター、渡辺美佐、いずみ たく、浅利慶太ら天才クリエーターたちと岩谷の波乱万丈の日々が、今、再び輝きだす。
1967年生まれ。成城大学文芸学部卒業。祖母・村岡花子の著作物、蔵書、資料を翻訳家の姉・村岡美枝とともに研究している。 その集大成として著した『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』(新潮文庫)は、連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)でドラマ化もされ、親しまれている。 また、『赤毛のアン』の著者であるL.M.モンゴメリの子孫やプリンス・エドワード島州政府と交流を続け、日本とカナダの友好関係促進につとめる。 その他の著書は、『村岡花子の世界 赤毛のアンとともに生きて』(河出書房新社)『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』(学研マーケティング)アンを抱きしめて(絵/わたせせいぞう・NHK出版)など。
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