akane
2018/03/22
ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性
akane
2018/03/22
アメリカの人種差別は根強い。グーグルで黒人への差別表現が検索される頻度は、migraine(偏頭痛)、economist(経済学者)と同程度。◇検索の○○から選挙の勝者が予測できる。◇失業者が「職業斡旋所」や「新しい仕事」よりも検索しているワードは?◇競走馬の成績と相関しているたった一つのデータとは?◇インドの男性が、ポルノサイトでとりわけ多く検索している言葉は「授乳」。◇名門校にギリギリで合格した人とギリギリで落ちた人。その後の人生の違いは?◇借金を返さない人がよく用いる言葉とは?
検索は口ほどに物を言う!
人は実名でのSNSや従来のアンケート調査では見栄から嘘をつく一方、グーグルなどの検索窓には本当の欲望や悩みを打ち明ける。ありとあらゆる「ビッグデータ」が利用可能になり、それを分析する手法が確立された今、通説とはまったく違う人間の本性が明らかになる。グーグルの元データサイエンティストが、膨大な検索データを分析して米国の隠れた人種差別を暴くのを皮切りに、世界の男女の性的な悩みや願望から、名門校入学の効果、景気と児童虐待の関係まで、豊富な事例で人間と社会の真の姿を明かしていく。ビッグデータとは何なのか、どこにあるのか、それで何ができるのかをわかりやすく解説する一方、データ分析にまつわる罠、乱用の危険や倫理的問題にも触れる。ビッグデータ分析による社会学を「本当の科学」にする一冊!
SETH STEPHENS-DAVIDOWITZ(セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ) スタンフォード大学で哲学を専攻し優等で卒業後、ハーバード大学で経済学の博士号を取得。グーグルのデータサイエンティスト、ペンシルバニア大学ウォートン校の客員講師などを経て、現在はニューヨーク・タイムズ寄稿者。グーグルの検索データなどのビッグデータと既存の調査結果を分析して、人種差別やヘイト、鬱病、児童虐待、性的嗜好などさまざまな社会現象の真相を探っている。ニューヨーク在住。 酒井泰介(さかい・たいすけ) 翻訳者。ミズーリ州立大学ジャーナリズム学修士。近訳はアドシェイド『セックスと恋愛の経済学』、チャン『経済学の95%はただの常識に過ぎない』など。
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