• 悩み・不安・怒りを小さくするレッスン

    「認知行動療法」入門

    中島美鈴(なかしまみすず)

メールの返信がない、他人からミスを指摘される、といった些細なことを気にして、いつもクヨクヨ、ビクビク、イライラしている。あるいは、ストレスを感じたときに過食するなど、やめなければいけないと分かっていることがやめられない──。そうした自分を変えることはなぜ難しいのか? そこには「認知の歪み」と「無意識的な学習メカニズム」が関係している。デメリットの多い考え方のクセや悪習慣をどう変えていけば良いか、科学的な根拠に基づいて教えてくれるのが認知行動療法だ。本書では、その基礎から実践、さらには「アンガーマネジメント」や「マインドフルネス」といった応用的な技術まで、身近な例を用いて分かりやすく解説する。

目次

  • 【序章】 複雑に悩むよりシンプルに考えよう
  • 【第1章】 認知が感情を生み出している ―― アーロン・ベックの「認知モデル」
  • 【第2章】 信念に動かされないために ―― 「下向き矢印法」と「行動分析」
  • 【第3章】 考え方のクセを修正する ―― 典型的な「推論の誤り」
  • 【第4章】 行動を変えれば世界が変わる ―― 「行動実験」という方法
  • 【第5章】 なぜ体が反応してしまうのか? ―― 「古典的条件付け」のメカニズム
  • 【第6章】 分かっているのにやめられない ―― 「オペラント条件付け」のメカニズム
  • 【第7章】 不安とどう向き合うか ―― 「逆制止の原理」と「エクスポージャー」
  • 【第8章】 回避が不安を大きくする ―― 「パニック障害」へのアプローチ
  • 【第9章】 人前で何かをするのが怖い ―― 「社交不安障害」へのアプローチ
  • 【第10章】 怒りとどう向き合うか(分析編) ―― 「アンガーマネジメント」の考え方
  • 【第11章】 怒りとどう向き合うか(解決編) ―― 「アサーティブ・コミュニケーション」というスキル
  • 【第12章】 グーグル社も採用した集中力の高め方 ―― 「マインドフルネス」の実践
  • 【あとがき】
  • 【巻末付録】 信念の分類とチェックリスト
  • 著者紹介

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