• ぼくが見つけたいじめを克服する方法

    日本の空気、体質を変える

    岩田健太郎

ryomiyagi

2020/05/06

子供のいじめは一向に減る気配がない。それはそもそも、日本社会、それも大人の社会がいじめ体質だからだ。

 

大人の社会でいじめが普遍的で常態化しており、「世の中そんなものだ」と多くは納得すらしている。

 

本書では、どうしたらこの悪循環を断ち切り、いじめが蔓延しない社会にできるかを提案する。

 

自らもコミュ障で、いじめられっ子だったという著者。

 

さまざまな経験の末に、それに立ち向かい、克服する方法を導き出している。

 

「いじめの正体は『空気』だ」とする著者の姿勢は一貫している。

 

大事なのは、空気よりもファクト。いじめを認知し、オープンにする。

 

医学・医療においても、空気によるいじめはある。大事なのは科学であり、事実である。

 

空気なんてどうでもよい。あえて空気を読めないふりをすればよいのだ。

 

ファクトを無視したフェイクな社会において、多くの人が健康を損ない、苦しむことになるのだ――。

 

厚労省の体質の問題点や、注目を集めた新型コロナウイルス流行時のクルーズ船の感染対策告発にも言及する。

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