akane
2018/10/09
akane
2018/10/09
小学生のころから社会人になった今までずっと、私はどこへ行ってもいじめられます。昔は「変わった子だからかな?」と思ったりもしましたが、変わっていてもいじめられない子もいるわけで、理由づけの根拠としてはあまりに希薄です。これまで何度か霊視を受けましたが、納得できる答えが得られませんでした。「カルマなのか、前世の報いなのか」と思い、悩みから抜け出せずにいます。どうすれば、子どものころからの心の傷を癒すことができるでしょうか。
どんなに霊視を受けてもきっと何も変わらないでしょうね。
だって何か霊的に原因があるわけではないのですから、お金がもったいないですね。「またいじめられる」と思っていると、どうしても態度や言動がビクビクしてしまいます。そのビクビクが伝わると、相手は必要以上に強く出てきます。それは何も人間社会だけではなくて、生命のあるものどの世界にもありますね。
Hさんはまず、「私はどこに行ってもいじめられる」という思いをなくすようにしましょう。どこに行ってもいじめられるのなら、逆に次はどんな奴が、どんないじめをしてくるのか、構えずにただ眺めてみてください。「へー、この人はこんな意地悪をするのか?」「そうきたか?」と思っていてください。
もうこんなふうにいじめられることは、終わりにしたいと思うかもしれませんが、終わりにするためにも、自分はいじめに遭うということを、どこかで許してあげましょう。
実はわたしも、どこにいってもいじめられる人間です。
世の中には、ズルくても可愛がられえこひいきされる人間と、何をやっても間が悪く上手くいかない人間がいるのだと、ずっとそう思ってきました。
でもね、学校と違い、大人になった今はラクだなぁと思ったことは、いじめがどうしても我慢できない時は、次の居場所を見つけるという選択肢が出来ることでした。
「いじめたければ、いじめたらいい」
そう思ったら、腹をくくったら少し気が楽になりました。
もちろん、自分がちっぽけに思えてくるし、心が何度も折れてしまいますが、それでもあなたに非はないと思ってくださいね。
あとはその辛い胸の内を、見えない存在や神様にお話しを聞かせてあげてください。いじめられる辛さは神様にお話しして、そして職場では、いじめられることが、「それがどうした」とそう思えたなら、あなたの姿もあなたが放つオーラも、今までとは違ったものになることでしょう。
見えない存在にお任せすることは、不思議オーラを身にまとうことになります。それはあなたの見えない防御になります。
いじめを受けて立つのではなくて、風のようにやり過ごしてみてください。
でもね、Hさんのように世の中には「私はいじめられている」と思っている人はとてもたくさんいます。
人は自分がいじめていてもその自覚がなくて、だけど自分がいじめられた経験はしっかりと覚えているものです。
いじめには、そんな側面もあります。
「私はいじめられている」と、いつも自分のことをそう思う人は、実は自分で自分をいじめているのです。
心地よくない人と無理に仲良くする必要なんてね、ありません。みんなと仲良くする必要もありません。
どうやったら、あなたは心地よくいられるか? それだけにフォーカスしてあげてください。
そしてあなたがいる今の場所は、もしかしたらそこにいなくてもいいのかも知れません。
他人にはそれぞれにパズルがあってね。
あなたに会うパズルの場所が必ずあるはずです。
もしかしたら、あなたが無理してそこにいる場所は、誰かのパズルの場所だったりします。
本当に辛いと思ったら、あなたのパズルを探し続けてもいいのです。
まずはね、心傷つくことをカルマだ、前世の報いだと考えないことです。
「いじめられる」とビクビクすると、意地悪な人が寄ってきます。
「心地よい人間関係を」「心地よい人をつくります」と自分でそう決めてあげてください。
すぐに明日から変わるわけではないかもしれませんが、次第にゆっくりと時間をかけて、“心地よい”はつくられていきます。
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