akane
2018/09/25
akane
2018/09/25
この9年、ステキだなぁと思う人がいても、「また会いたい」「お話ししたい」というまでは気持ちが動きません。ただふわーっと時間が過ぎていきます。数年前までは、以前おつき合いしていた彼を忘れようと必死に仕事をしていました。でもいまは、彼を嫌いになるのではなく、愛していたんだなぁと認めることができるようになりました。それどころか、「彼が笑顔で幸せな毎日を送っていてくれれば嬉しい」とさえ思います。いつか互いにステキな家族ができたら、再会して「あのときは愛してくれてありがとう」と言いたいです。
それにつけて思うのは、忘れてしまった“恋心というもの”をどのようにして思い出し、ステキな恋を見つければよいのか、ということです。「もし明日死にますと言われたら、いちばんの心残りは結婚せず、自分の守るべき家族をつくれなかったこと、人を心から愛せなかったことです」などと神樣に語りかけている今日このごろ。アドバイスをお願いします。
昔の彼とのお別れをあなたの中で消化できたことは、とてもすばらしいことですね。忘れようともがいていた時期を乗り越え、もう苦しみもなく、彼を一生懸命愛していたんだと認められたなんて、本当にすごいなぁと思います。 それこそが一人成仏ですね。生きながら自分の悔いも未練も昇華させてあげる。
あのね、Kさんは「忘れていた恋心を思い出したい」とおっしゃいますが、恋愛は思い出すものではありませんね。 物やお金、何かにときめくことはつくり出せても、人に対するときめきだけは、どうやってもつくり出せるものではないと思います。
無理に自分をときめかそうとしても、自分に嘘をついているのでね、それはまがい物のきらめき、ときめきなので、次第に自分に嘘がつけずに苦しくなりますね。 今ときめく人がいないのなら、「それは今ではないです」という神様や見えない存在からのメッセージだと思われて下さいませ。
心魅かれる相手は、今ではないというのなら、焦らずに穏やかに日々を暮らすべきだと思います。 人は自分の年齢を思うとき、「もう何歳だから」とつい思ってしまいますけれど、人生は長いのです。 いくつになったとしても、「もう何歳だから」が自分の中で付きまといます。だけど恋愛は、何歳になったとしても、必要な相手と出会ったときに出来るようになっています。
まだ30代。まだ40代、50代……。 ときめく相手を見つけようとせず、自然な時間の流れの中で、心ときめく人に出会えることでしょう。何も焦ることはありませんね。
女性はとくに、ときめきがないと、そのまま枯れてしまうのでは ないかと思うものかも知れませんね。でも恋愛のときめきだけは どうやっても、無理につくり出せないものだと思います。 ある意味、それはなんて自分に正直なのだろうかと思います。 ときめく相手がいない、それでもあなたの人生に何かが起こるわけではありませんのでね。魂が震える相手、魂が安心する相手と出会う時期を待ちましょう。
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