akane
2018/10/16
akane
2018/10/16
幼いころからずっと、何かを探している感覚があります。就職し、結婚して子どもにも恵まれ、かつての自分には想像もできなかったような幸せな暮らしのなかにいるというのに、何か大切なことを忘れているような、自分にはほかになすべきことがあるような、そんなモヤモヤ感が消えないのです。私はいったい何を探しているのでしょうか。モヤモヤをはっきりさせたいのですが……。
Yさんが探しているのは、生きがいなのだと思います。
人は幸せに暮らせば暮らすほど、心は、魂は、何かを探し求めるものなのかもしれませんね。今はひとまず、それは本当に幸せなのだということを、幸せに感謝してあげましょうね。
そしてね、今幸せだからこそ、そう思えることでもあるのです。人には魂に刻まれた記憶が誰にでもあります。本当の自分探し、魂の糧を探し求めるのも、揺るぎない真実でもあります。それが何なのか、その先に何があるのかわからないけれど、自分では想像でもできない何かが、必ず先にあると思えてならないことがあります。
そういうとき、人は虚しくて、なぜか寂しくてぽっかり穴が空いたように感じてしまいます。それは魂からのサインだと私は思います。魂のサインだから、いますぐ何かをしなくちゃいけないのではなくて、今はまだ霧の中にあると思ってくださいね。
いずれ時間を自分のために使えるようになったとき、その答えは霧が晴れるように、はっきりと輪郭を現してくるものだと思います。
私事でごめんなさいね。
私もそういう時期がありました。私は何を求めていたのだろうかと、求めているものが何かがわかりませんでしたが、いつの頃か探し物がはっきりとわかりました。
「私は長いことずっと神さまを求めていた」と理解しました。
そして一生懸命、神さまを探したのですが、神さまは外にはいらっしゃらなくて、私たちの中に、自分の中にいらしたんです。
それがわかってから、探しものをしなくなりました。
あなたにも、その答えがいつかはっきりとわかる時がきますのでね。今は幸せを謳歌すること、それが、今、あなたがすることではないでしょうか?
生きる意味がわからないと、心がモヤモヤしますね。
でもね、モヤモヤの先には必ず答えがあります。
探さずに待っていましょう。
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.