akane
2018/01/31
つらい痛み・不安の原因と治療方法
akane
2018/01/31
天気によって生じたり悪化したりする慢性の痛みを、私は「天気痛」と名づけ、2015年に出演したテレビ番組「ためしてガッテン」で初めて言及しました。正直なところ、「信じてもらえるだろうか?」と不安だったのですが、その反響は驚くほど大きなものでした。番組が終了するやいなや、続々とメッセージが届き出したのです。そして、その多くに、「なぜこれほど体調が悪くなるのか自分でもわからなかったけれど、原因がわかった」「痛みが天気と連動していると誰にもわかってもらえなかったが、やっと理解してもらえる」といった長年の苦しみと、その原因がわかった喜びが綴られていました。二十数年に及ぶ研究が、報われた思いがしました。
(「はじめに」より・一部略)
医師・医学博士。名古屋大学教授を経て、愛知医科大学・学際的痛みセンター客員教授。東海大学医学部を卒業後、名古屋大学大学院研究科で疼痛生理学、環境生理学を学ぶ。1987年、アメリカ・ノースカロライナ大学に留学。慢性疼痛と自律神経系の関係について研究を行う。1991~2016年、名古屋大学に在籍。2005 年より愛知医科大学・学際的痛みセンターで日本で唯一の「天気痛外来」を開設。天気痛研究・診療の第一人者として、NHK「ためしてガッテン」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビでも活躍している。著書に『天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる! 』(扶桑社)などがある。
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.