• 新型コロナはアートをどう変えるか

    宮津大輔

ryomiyagi

2020/10/19

世界のアート市場は、新型コロナウイルス感染拡大前まで活況を呈していた。実際、中国を中心とする華僑・華人を含むアジア、並びに中東産油国の旺盛な購買意欲に牽引され、オークション・ベースだけでも7兆3000億円(2018年)に上っていた。

 

しかし、新型コロナウイルスが風景を一変させた。このパンデミックはアート市場にどのような影響を与えているのか――。本書では、人類が疫病といかに対峙し、芸術をもって描出してきたのかを振り返るとともに、ウィズ/ポスト・コロナ時代のアート界について市場動向を中心に予測する。同時に、歴史的転換点を迎えた現在、様々なアーティストによる作品紹介を通じて、彼ら・彼女らの作品に込めた意図を探る。

目次

  • 第1章 芸術は疫病をどう描いてきたのか
  • 第2章 新型コロナとアート市場
  • 第3章 アートは死なず
  • 終 章  ウィズ/ポスト・コロナ時代のアート作品
  • 著者紹介

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