• カラー版 王室外交物語

    紀元前14世紀から現代まで

    君塚直隆

BW_machida

2021/03/30

「時代遅れの遺物」から、民主政治や平和を支える存在へ――

 

今からわずか百年ほど前には、世界の大半が君主国とその植民地であった。それが、21世紀の現在には、君主国は(日本も含め)28ヶ国。とはいえ今やこれらの君主国こそが、新たな地球的課題に対していち早く動き、社会や政治の右傾化のなかで、国内での均衡を保つ重要な存在になっている。

 

一見すると時代遅れの遺物と思われがちな王室や皇室が、21世紀の現代に極めて重要な意味を持ち、特に「外交」の面で力を発揮しているのはなぜか。

 

本書ではまず、外交の源流、3500年前の世界に読者をいざない、中世イタリアの近代外交の夜明け、16世紀以降の宮廷外交の黄金期、20世紀の二度の大戦を経ての英王室の発展を辿り、さらに日本の皇室のあり方も振り返る。

目次

  • はじめに ―王室外交とは何か
  • 第1章 「外交」のはじまり―文明揺籃の地から
  • 第2章 近代外交の夜明け―一五世紀イタリアから
  • 第3章 宮廷外交の黄金時代―一五二〇~一九一三年
  • 第4章 エリザベス二世の王室外交
  • 第5章 皇室外交への示唆
  • おわりに
  • 著者紹介

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