「最近、メイク下手になった?」自信を取りもどす岡野瑞恵さん直伝テクニック
ピックアップ

 

メイクは本来、気分を上げるステキな習慣のはず。しかし、
「自分の定番メイクが、最近なんだか似合わない」
「薄くすると『具合悪いの?』と聞かれるし、気合を入れると、顔がこわいし古臭い。どうしたらいいの」
そんな大人世代のお悩みもよく聞こえてきます。

 

石田ゆり子さんや篠原涼子さんのメイクなどを担当、大人がきれいに見えるコツに詳しいヘア&メイクアップ アーティストの岡野瑞恵さんに「メイクのスランプ」を抜けるヒントを教えていただきました。

 

 

1.「肌を全力でカバー!」を休んでみる

 

大人の顔には、しわ、くすみなどが少しずつ刻まれてきます。でも、それは人生の年輪、決して恥ずかしいものではありません。岡野さんによれば、
「パリのカフェでお洒落なマダムを観察していると、どこかしら力が抜けた部分をつくっています。赤リップがアクセントなら、ベースは素肌に限りなく近く、そばかすが透けて見えるくらいのカジュアル感。

 

またある時はアイメークをしっかりしている分、リップは薄く儚い色に。『気合を入れる』と『抜く」』バランスがとても上手」

 

テクニック:ファンデーションの塗り方で「抜け」をつくってみて。頬の広い部分を比較的しっかりカバーして、額、あご回り、小鼻、などは、スポンジに残ったファンデーションをポンポンとごく薄く。特に、目の周りを律儀にカバーしすぎると、生気のない無表情顔に!しっかりめにカバーした頬の部分で「キレイな肌印象」は伝わります。

 

 

 

2.アイラインで軽さ、女らしさが出せる!

 

反対に、アイラインは少し強調するだけで、アイシャドウのグラデーションより簡単に目の印象を強めることができます。アイライン強め=妖艶という思い込みを捨てましょう。

 

テクニック:ラインに苦手意識がある方、不器用な方にこそ試していただきたいのが、ペンシルとリキッド、2本のアイライナー使い。ペンシルでフレームを作り、まつげのすき間をリキッドで埋めていきます。誰でも失敗なく自然な目力が自分のものに。

 

岡野瑞恵(おかの たまえ)
ヘア&メイクアップ アーティスト
大手化商品会社メーカーのヘア&メイクを経て、2006年よりフリーランス。
女優・タレントから数多くの指名を受けるほか、雑誌・広告・TVなど多方面で活躍する。シンプルで自然な美しさを引き出すメイクテクニックが大人世代の女性に支持されている。著書に『大人のMake Book』 (ワニブックス)。

 

撮影/菊池泰久(モデル) 

関連記事

この記事の書籍

大人がきれいに見えるメイク

大人がきれいに見えるメイク

岡野瑞恵(おかの たまえ)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで「本がすき」を

この記事の書籍

大人がきれいに見えるメイク

大人がきれいに見えるメイク

岡野瑞恵(おかの たまえ)