akane
2020/12/16
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2020/12/16
本稿は、高城剛『高城式健康術55』(光文社新書)の一部を再編集したものです。
最近、日本で有数の内視鏡の名医に診てもらったが、結論から言うと、腸内環境をボロボロにされてしまった。
言うまでもないが、日本の腸の専門家は、目に見えない腸内環境のことなど、ほとんど気にしていない。高解像度と自慢するが、いまどきハイビジョン程度のカメラを使って、「目に見える」問題だけにフォーカスする。
これはこれで意味があるのだろうが、たとえ問題が見つかって適切にそれを除去できたとしても、腸内環境が悪化してしまえば、再び問題が起きる可能性が高まってしまう。このあたりが「対症療法」と言われる所以なのだろう。
それゆえ、僕は、腸内環境もあわせて考えてくれるクリニック以外では、内視鏡の検査をオススメしない。せっかく整えた腸内環境が、健康を考えて入れた内視鏡のためにグチャグチャになってしまったら、元の木阿弥だ。
ではいったい、腸内環境を整えるには、どうしたらいいのだろうか?
僕のオススメは、惜しみなく「生きた良い乳酸菌」を入れて、「腸内リセット」することだ。「腸活」などという生やさしいものでは、この時代、もう対応できない。腸の状態が良くないと自身で感じたら、短期間にリセットするのが最善策だ、と実感している。
米国や欧州のオーガニックストアやサプリメント専門店に出向くと、プロバイオティクスと呼ばれる腸内細菌の冷蔵棚コーナーに、何十種類もが陳列されているのを見かける。死んだ菌ではなく、生きた菌のほうが腸内環境を整えるのに効果が高い、もしくは即効性があるのは明らかだ。
しかし、知る限りでは、日本で冷蔵販売による生きた乳酸菌サプリメントを販売しているメーカーは1社しかない。それが、クレア・ラボ社の製品である。
クレア・ラボ社は、アメリカの看護師であり有能な科学者でもあるクレア・ファー女史によって、1969年にカリフォルニア州サンディエゴ市郊外で設立された乳酸菌サプリメント企業だ。
ファー女史は、自分が重度の食物アレルギーと環境化学物質によるアレルギーに悩んでいたことから、同じ境遇で悩んでいる人々のために、プロバイオティクス乳酸菌製品の開発に取り組んだ。
その際、考えられる限りの低アレルゲン素材を使用し、かつ生体への吸収率が高く、高純度で体に優しい製品の研究と開発を重ね、世界でも類を見ないプロバイオティクス製品の誕生に成功する。
現在、クレア・ラボ社は多岐にわたる商品群を提供しているが、その中でも「シグネチャーモデル(代表作)」とも言うべき逸品が、「コンプリート・バイオティック」である。
この製品は、低アレルゲン環境下で培養した12種類のプロバイオティクス(つまり善玉菌)を、1カプセル中250億個以上含有し、強力に腸内環境をベストな状態へとドライブする。
僕は、南米やアフリカなど、食事が劣悪な環境で長く過ごした後、「腸内リセット」するために、「コンプリート・バイオティック」を一時的に大量摂取するようにしている。その容量はその時々によって異なるが、一般的な使用量の数倍を摂取することが少なくない。これにより、ガツンと「腸内リセット」をするのだ。
僕は、この「腸内リセット」とビタミンD3によって、20年以上にわたって苦しんだ花粉症を見事に克服した。
ちなみに、個人的な体感だが、腸内環境が良い状態に変わると、直感が冴えるのは、腸内細菌が潜在意識とどこかつながっているからかもしれない、と経験から考えている。
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