akane
2018/10/15
akane
2018/10/15
23歳年収2億円――。大阪・北新地の№1キャバ嬢、進撃のノア(@shingeki_noa)。
人生にとって大切なことは、すべて夜の世界が教えてくれた――。そう語る彼女が、どんな時代でも、どんな環境でも、成功する自分のつくり方を、赤裸々に明かした初めての著書『好かれる力』からどんな人にも通じるエッセンスを紹介します。
「水商売をすることでお金や名声は手に入る。一方で、失うものもたくさんある」っていう人がたまにいるけど、わたしはこの世界に入ったことを1ミリも後悔してへん。ほんまにいろんなことを学べたし、かけがえのない経験ができたなって、むしろ感謝の気持ちしかないくらい。
23歳の女の子がふつうは手にすることができない大金を手に入れることができたのは、わたしの努力の証だと胸を張って言えます。同年代の子たちが友だちと遊んでいる時間も休みなしに努力したからこそ、わたしはこの収入と地位を得られた。
お金は大事。お金があることで、いろんなことにチャレンジできるし、自分を磨き高めていくことができる。だから、選択肢や可能性を広げるために夜の世界でお金を稼ぐのは、若い女の子のための大きなチャンスやと思う。
わたしは、キャバ嬢としての人気が出たことで、あんなに憧れていた『小悪魔ageha』の雑誌モデルになることもできました。『小悪魔ageha』を心の拠りどころに、ニュージーランド生活を耐えていたころのわたしに教えてあげたい!(笑)ほかにも、テレビ出演やモデル、クラブDJなど活動の幅も広がって、今インスタやツイッターのフォロワー数は計15万人を超えています。フォロワーのほとんどが女の子。フォロワーの数は、多くの女の子たちがわたしの生き方や価値観に共感してくれていることの表れなんやと思う。そして、その現実がわたしにたくさんの自信と勇気を与えてくれます。
わたしはこの世界で自信がつくと、人より輝くことを知ったし、応援してくれる人たちのためにもっと輝きたいって思うことで、さらに応援してくれる人が増えることも知りました。
そうやってモチベーションが上がることで、“進撃のノア”は止まることなく、成長することができたんやって確信を持って言えます。もちろん、知名度が上がっていくにつれて、根も葉もない噂を流されたり、悪口を言われて悲しい思いもたくさんしました。
ナンバーワンになってからは、そのポジションをキープし続ける重圧もあったし、何度も心が折れそうになったことがありました。人を笑顔にしてきたぶん、本当の自分の笑顔がわからなくなったりもしました。
それでも“進撃のノア”を続けることができたのは、キャバ嬢という職業に誇りを持っていたから。実際に働いてみてイヤな部分もたくさん見たけれど、でもやっぱり夜の世界はキラキラ輝いていた。誰がなんと言おうと、ぜったいに!1回ナンバーワンをとったとしても、それは一過性のもので、すぐに忘れ去られるものかもしれない。日々目まぐるしく変わっていく夜の世界では、それは仕方がないことやと思います。
それでも、“進撃のノア”らしさを追い求め、感謝の気持ちを忘れずに接客することで、わたしの存在がお客さんの記憶の片隅に刻まれるんやないかって思うんです。そうなればほんまにうれしい。青臭いって言われるかもしれないけど、そんな希望や情熱を持って、わたしは夜の世界で戦い続けてきました。
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以上、進撃のノア『好かれる力』(光文社)を一部改変して掲載しました。
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