akane
2018/02/20
akane
2018/02/20
今度こそ、と気合いを入れて始めてみたはいいけれど、食べることが好きだったり、運動が苦手だったり、リバウンドに悩んだり……。様々な理由で毎回挫折に終わる、それがダイエット。
コミックエッセイ『コミュ障腐女子、ダイエットに成功しました』(光文社)が話題の桂さんも、食いしん坊で運動嫌い。様々な壁にぶつかりつつ「運動しない、食べることをあきらめない」ダイエットで、1年半で15kgの減量に成功しました。
体の半分がほぼ脂肪だった彼女が、どうしてやせられたのか? ダイエットを始めた理由から、途中の心と体の変化までを語ってもらいました。
私がダイエットを始めたきっかけは、「なんてありがち」と思われてしまいそうなのですが恋人と別れたからでした。当時の体脂肪は40%でしたから、体のほぼ半分が脂肪だったことになります。
太っていることが別れた直接の原因ではないのですが、彼氏と付き合っている間は周りからどれだけ指摘されても馬の耳に念仏だったのに、彼氏と別れてから急速に自分の体型のことを気にするようになりました。
なぜ気にしてしまっていたのか? 当時の年齢も関係しているのかなと思います。「結婚」というワードを意識し出した頃でしたし。
ところが、ダイエットを始める前よりも、始めた後の方が、他人と自分とを比べて勝手に凹んで落ち込んだり、自分で「やる」と決めたことなのに泣いたりしていました。自分を追いつめた末にリバウンドして、もういいやと投げやりになってしまった時期もあります。
「ダイエットくらいで……」と感じる人もいるかもしれません。
でも、自分にとってその時何が一番辛いかは、人それぞれ。自分がそれを本気で辛いと感じたら、泣いたっていいし愚痴ってもいいと思っています。
もちろん、話す相手はちゃんと選んだ上で。
リバウンドをしてから再びやせようと決意した時に改めて、なぜ自分は今、ダイエットしているのか? という壁にぶつかりました。
私の場合は重度のオタクであることも一因しているとは思うのですが、「異性から見て少しでも今より魅力的に映りたい」という理由では、とてもモチベーションを上げることができなかったのです。そもそも、やせたからってすぐに相手が見つかって、しかもその相手と結婚できるとは限らないし。
太っているからと言ってダイエットは必ずしなくてはならないということは、絶対にないと思います。大事なのは、どうしたら自分の心が一番落ち着くのかの、見極めだと思っています。
ダイエットをすると決心しても、苦しくなったり、辛くなったりしたらいつでも休憩していいんです。そこでやめたっていい。やりたくなったら、またいつでも始められます。心が元気であることが何よりも重要。
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