akane
2018/10/24
akane
2018/10/24
23歳年収2億円――。大阪・北新地のNO.1キャバ嬢、進撃のノア(@shingeki_noa)。
人生にとって大切なことは、すべて夜の世界が教えてくれた――。そう語る彼女が、どんな時代でも、どんな環境でも、成功する自分のつくり方を、赤裸々に明かした初めての著書『好かれる力』からどんな人にも通じるエッセンスを紹介します。
今では“進撃のノア”の代名詞みたいになってるシャンパンボーリング。これは、悔しさとノリで生まれたものなんです。
以前別のお店にいたとき、イベント時に売り上げでライバルのコに負けたことがありました。負けた理由は、その日のライバルだったコについたお客さんが、閉店間際に「ノアに勝つぶんだけ」ってシャンパンをめちゃくちゃおろしたから。そのお客さんが帰ったあとのテーブルに、シャンパンのボトルがボーリングのピンみたいにずらっと並んでいるのを見て、
「くっそー!! 全部倒してやりたい!!」
と強烈に思ったんです。
その思いを実現させたのがシャンパンボーリング。文字通り、シャンパンの空きボトルをボーリングのピンに見立てて、それをボールに見立てたシャンパンのボトルで倒すパフォーマンスです。お客さんは喜んでくれたし、お店のみんなも楽しんでくれたんだけど、「ふざけすぎだろ」という批判もありました。
もちろん、やってはいけない悪ふざけはあるけれど、全部がやってはいけないわけやないと思います。ちょっとでも尖ったことをやろうとすると、すぐに「出る杭は打たれる」みたいな、どの世界でもそんな空気がありますね。
でも、わたしはそんな空気に自分を合わせません。「これやったらあかんかな」「周りから引かれるかな」ってたとえ一瞬頭をよぎったとしても、「ぜったいおもろい」って思ったら、批判覚悟でとりあえずやってみることにしています。
「酔っぱらわないと話が進まないから、早よ飲まな!」ってアイデアから、ストロングゼロのテーブルタワーをやったこともあったし、シャンパンで洗車をしたこともありました(洗車はダメですね笑。すみません)。
結果、今までなかったわたし独自のパフォーマンスとして、お客さんは喜んでくれています。(やってはいけないこと以外)なんでもウェルカムやし、フリーダムに行こう!
とはいえ、“進撃のノア”の名前が浸透していくにつれて、いろいろ悪口も言われて、傷ついたこともたくさんありました。でも、ネットで悪口を言いたい人にとって、対象は誰でもいいんだと思うんです。悪口を言われた人がどう感じるかとかそういう想像力はなくて、目立ってる人に自分のイライラをぶつけてストレス発散しているだけ。
そんなの通り魔みたいなもんやし、たまたま通り魔に遭ってしまったわたしに非があるわけはない。なんかイライラしているのは相手の問題やん。わたしの問題やないから、それで自分の意思やスタイルを変えては元も子もありません。
自分の軸をしっかり持つって一番大事やで。軸がブレブレやったら、どんなにすごいテクニックを使っても相手には響かへん。勉強でも、基本となる部分をごまかしていたら、応用問題はぜったいに解けへんやろ? それと同じことやと思います。
だから、周りにディスられたからといって、自分を変えようとは思わへん!むしろ、それを糧にもっと面白いことをやろうと考えます!
……と強気に言ってはいますが、じつはわたし、めっちゃ気にしぃなんです。だから後輩のコにも、本当は注意なんてしたくない。でも、今はそういう立場にあるのかなと思って、後輩たちには「何かあったら言ってきてや」と言っているし、わたし自身もハッキリ言うようにしています。
ハッキリ言うといっても、言い方は重要。後輩のコの接客中に気になることがあっても、「今のあかんやん」とすぐに注意することはしません。いったん自分の頭のなかで整理して、「さっきのお客さんは優しかったけど、もしかしたら気にする人もいるかもしれへん。だから、こんなふうに改善したらもっと良くなるよ」って、なるべく具体的なアドバイスをするようにしています。
で、1回言ったら、あとはもうそのことについては一切触れない。これがポイントです。悪口言う人たちも、こんなふうに言ってくれれば納得することもあるかもしれへんのにな……と思います。とはいえ、悪口言う人たちの言葉で自分を変えようとは一切思わへんけど(笑)!
*
以上、進撃のノア『好かれる力』(光文社)を一部改変して掲載しました。
シャンパンボーリングの動画は下記に掲載します。
https://www.instagram.com/p/BN8n0MWDZ5D/?hl=ja&taken-by=shingeki_noa
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.