「読書室」主宰
「読書室」主宰 1982年、兵庫県生まれ。大学卒業後、工作社などを経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社。梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書──人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』(世界思想社)がある。写真:濱崎崇
2023/01/24
『読書からはじまる』ちくま文庫 長田弘/著 始まったら終わる。 本を開いたときが始まりなら、頁を閉じたときが終わりです。 「本がすき。」が終わるという連絡をいただいたときから、ずっと考えていたのは、最後に紹 […]
2023/01/18
『笑える革命』光文社 小国士朗/著 私たちの前に、目に見えない大きな壁がある。 どれだけ面白い「本」が目の前にあったとしても、それが万人に届くことはない。 「本」を他の言葉に置き換えても、答えは同じだ。映画 […]
2022/12/21
『美しいってなんだろう?』世界思想社 矢萩多聞・つた/著 本書は、装丁家、矢萩多聞さんとその9歳の娘であるつたさんとの共著だ。 あるときふと、つたさんが口にした疑問、「美しいってなんだろう?」をきっかけに […]
2022/10/27
『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』 三木那由他/著 私は本書を読んで、「会話」のイメージが文字通り一変してしまった。 それはたとえば、黒だと思っていたものが実は白だったというような単 […]
2022/10/11
『超効率耳勉強法』ディスカヴァー・トゥエンティワン 上田渉/著 最近疲れて本が読めないと友人に愚痴をこぼすと、 「目が疲れているんだったら耳で聴けばいいんじゃない」と教えてもらったのがオーディオブックでした […]
2022/08/29
『平成ロードショー 全身マヒとなった記者の映画評1999〜2014』忘羊社 矢部明洋/著 高倉美恵/イラスト 本書を書誌情報からまとめると、ある一人の新聞記者が脳梗塞で倒れるまでの平成11年から平成26年の […]
2022/05/20
『本を書く』田畑書店 アニー・ディラード/著、 柳沢由実子/翻訳 書き方の本かなと思って読みはじめたら、まったく違っていました。 はずかしながら私はアニー・ディラードが誰なのか、本書を読むまで知らなかったの […]
2022/05/13
『ストーリーで語る』が書店の店頭に入荷したとき、ビジネス書の担当者としてまず考えたのは、ゆうこす著『共感SNS』の隣に置いて一緒に拡販したら売上が伸びそうだな、でした。表紙やタイトルにSNSといった言葉は使われていなかっ […]
2022/03/01
『自分の意見で生きていこう』ダイヤモンド社 ちきりん/著 ついに、2011年にはじまった、ちきりんさんの「現代を生き抜くための根幹の力」シリーズ四部作が本書『自分の意見で生きていこう』にて、完結しました。 […]
2022/02/18
『家族』亜紀書房 村井 理子/著 村井理子さんの本が好きで、『ブッシュ妄言録』以降、大体全部、読んでいます。 翻訳書も、エッセイも、出るたびに拝読して、読み終わるのがもったいないなと思いながら、ページを閉じ […]
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